Born Again
黒と赤の融合と当時言われたものでした。Gillan解散までしたのにDeep Purple再結成が失敗に終わり(後に成功しますが)、自ら行き場を失ったIanがまさか暗黒の黒魔術世界に入るとは予想だにしなかった。誰もが驚いたが、できたアルバムは、まさにアンバランスながらもそれが非常に面白い、傑作といえるものだった。SabbathでもPurpleでもない不思議な世界があるが、それにとらわれないで聞くと単純にかっこいいと思った。案の定ライブは往年のSabbathやPurpleの曲をやるとどちらの側から見ても変なだけで合わないなーというひどい印象だったが、このアルバムは面白かった。今聞いても斬新な感じ。
Live at Olympia
スティーヴ・モーズが参加したライヴの音源を求めて購入しましたが、予想以上の内容に大満足です。10年前のライヴですが、名盤Purpendicular中心の選曲がなされており、充実した音を聞かせてくれています。モーズのテクニックは言うに及ばず、時折参加するホーンセクションが実にマッチしており、ブルージーな曲に何ともいえない粋な味付けをしています。音のバランスも非常によく、観衆が一体となって歌いまくるスモーク・オン・ザ・ウォーターは感動ものです。このバンドの奥深さとともに、ハードロックの帝王たる底力を感じさせてくれる隠れた名盤でしょう。
ライヴ・アット・モントルー 2011【初回限定盤Blu-ray+2CD/日本語字幕・日本語解説付】
初回限定版といって、DVDに50分のインタビュー、それをCDにしたものが2枚で、この値段…購入する人はいるのでしょうか?
私は幸いにもヤフーの無料動画でこのDVDを観ることができ、内容は2時間のオーケストラとの公演、とても楽しめました。
いつも声が出ないと批判されているイアン・ギラン。もういいじゃないですか。
あの歳でハイウェイスターを歌ってくれるだけで十分です。
スティーブ・モーズ。私はリッチーなしのパープルは否定派でしたが、これだけバリエーションに富んだフレーズを今、リッチーに弾けるかと聞かれれば疑問符が打てます。
ジョンがいなくても代わりは元レインボーのメンバーなんだからいいじゃないですか。
頻繁に出しているライブDVDですが、今回は選曲が退屈せず最後まで観ることができました。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」もダラダラやらず、パッと終わらせてくれてメリハリが効いています。
ロジャーのベースソロも必見です。
私は懐が寂しいので、この値段では購入できませんが、他のライブDVD(スティーブ・モーズ以降)よりは絶対お勧めします。
Fireball: 25th Anniversary
円高だからなのか、以前の日本のCD価格が高すぎだっただけなのか。このクオリティーで、しかも追加収録満載でこの値段!買うしかないでしょ。
あと、このアルバムが不当に評価が低い理由がわからん。
HR/HMって、こんな感じで名盤が低い評価受けるパターン結構ありますよね。
ブラックサバスのTYRとか。
やっぱ専門誌とかのレビューはあくまで参考程度にしておかないと。
あと、13曲目の「The Noise Abatement Society Tapes」はリッチーファンは超必聴、の名演です。