マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男
今まで読んだ野球本で一番面白い。
あちこちの新聞や雑誌で、野球評論家や作家などがこの本を紹介しているけれど、そのほとんどが貧乏球団アスレチックスが少ない年俸で勝てる秘密のことばかり。
効率的な組織運営で実績を出すにはこんなやり方があるのかという、ビジネスの側面から見るのもこの本の面白さだけれど、やはりその妙は、数字ばかり見ているはずのゼネラルマネージャー ビリー・ビーンの「熱さ」や選手たちの人間くささで、何度もページをめくる手が留まった。
この本を超える野球本に出合えるのは、いつになるのでしょうか。