In Between Dreams (Dig)
ますます表現力の増した感はあるが、彼の持ち味である聞くものを穏やかに、幸せにする音は変わらない。DVD、これも最高だった。まずアルバムのメイキングビデオではピアノを弾くジャックが。後姿がカッコイイ、サーファーである。透明感のある声は、木漏れ日のようでもあり、クリーンな波間に漂う空気のようでもある、と思っていたら、インタビューは木に登って幹に跨って受けている。アルバムジャケットの木なのだろうか。そして、メイキングビデオのラストは夕陽の中にOC1(1人乗りアウトリガーカヌー)で海へと漕ぎ出でる姿が。また、近々でるという"JACK JOHNSON LIVE IN JAPAN"の予告には、七里が浜でロングボードでクルーズ。DVDラストはサーフムービー"A BROKE DOWN MELODY" から、彼の音さながらに波にひとつになっているライディングはさすがです。
TREASURES
95年発表の山下達郎のベストアルバムです。
一時期、クリスマスの定番となったtr13を始め、いまだに、CMやTVのバックに流される曲も多く、「あ、この曲、どこかで聴いたことある」という曲のオンパレードになっています。
確かに、ここまで、楽曲良し、アレンジ良し、声良しの名曲ぞろいのアルバムも珍しく、このアルバムから、いまだに楽曲が使われることにも、素直に頷かされます。
この中の1曲がCMに流れた時を始め、年に何回かは、必ず、無性に聞きたくなり、その度に「やはり、達郎はいいなあ」と思わせるアルバムです。