医龍―Team Medical Dragon (7)
オペ関連の描写がリアルなのに対して、加藤のこの医局改革というのは
いまいち青臭い・うそ臭いような・・・
この巻を読んでいる段階ではそんな印象なんだけど(8)巻は
どうなる!?(結局引き込まれている)
医龍3 THE BEST
戦場のメリークリスマス以来からの教授ファンです。
他の人がレビューで澤野さんの事を次世代の坂本龍一と言っていましたが
私も同じように感じた人間の一人です。
教授と違うところはかなりへヴィーな感じの曲も作るというところですが、
基本、私はハードロック・へヴィーメタル畑の人間なので、澤野さんの
曲はへヴィーな曲も静かな曲もドストライクです。
特にtears of the dragon は最高です。
医龍—Team Medical Dragon (1) ビッグコミックス―BIG COMIC SUPERIOR
初版から愛読しています。
医者モノは多く出回っていますが、物語、画力、ページ構成がとても上手く、漫画としてのエンタメ性がとても高い作品です。
主人公としての朝田は勿論の事、研修医の伊集院の成長ぶりは見ていて楽しめます。
「BJよろしく」の主人公は、理屈ばかりで何一つ技術が成長していない為、あのまま研修を終了し、未熟な医者が出来上がるのか…と思うと、作品は何に主眼を置いているのか、疑問に感じます。
その点、医龍では伊集院を色々な角度から描きつつ、如何に日本の研修医が恵まれていないか、如何に教育と技術習得が必要か訴えかけています。
ぜひ一読する事をオススメ致します。
ピアノ・ピース 医龍3 ORIGINAL SOUNDTRACK -THE BEST- (PIANO PIECE)
同名サウンドトラックの曲を抜粋してピアノソロアレンジにしたピアノピースです。
□収録曲□
BLUE DRAGON<07' Ver.>
DRAGON RISES
RED DRAGON<07' Ver.>
TEARS Of The DRAGON<Re:prise>
Aesthetic
Spirit
The Origin of Silence
Wising for...
この手の楽譜は大人向けで簡単だと思っていましたが、予想を裏切られました。
ほぼ原曲通りになるようにピアノ譜に起こしているので3声、4声の部分が頻繁に出てきます。
ただ弾くだけなら簡単かもしれませんが、綺麗に弾き分けようとするとなかなか難易度が高いです。
また最初の曲からいきなり9度の和音も出てきます。
幸い左手は比較的動きが少ないですが、右は重音のメロディ、和音やオクターブの連打が多いので
手の小さい方は苦労するかもしれません。
自分は、全音ピアノピースで言うC程度はあるように感じました。
弾きごたえはかなりありますが、曲数がもう少し欲しかったので☆4です。
既に書きましたが、左手はやや動きが薄く、ベースラインまで再現はされてなかった(難易度が上がり過ぎる為だと思われる)ので
腕に自身のある方はオリジナルを耳コピしてアレンジする楽しみ方も出来ると思います。
楽譜はどれもそうなんですが、書店で一回確認した方がが良いですね。
また、同名のサントラが手元にあった方が楽曲のイメージがよく分かるのでこちらもお勧めします。
どの楽器がどの部分に該当するのかがよく分かりかなり参考になります。
ポピュラー向けとしてはかなり出来の良いピアノピースでした。
musica
タイヨウのうた、医龍、魔王、トライアングル、BOSS、マイガール...等、
私が今まで好んで見てきたドラマには、かなりの割合で、この方の音楽が、
共にあったように思います。
血が騒ぐようなスリリングな楽曲あり、しっとりと心落ち着く楽曲もあり、
そして、各メインテーマ曲の柔らかなヴォーカルバージョンあり、、、と
盛りだくさんです。
(歌声を大切にされていることは、必ずと言っていいほど、サントラに
収録されている、Main Themeのヴォーカルバージョンを聴けば分かります)
まるで、この方の音楽は、読んで字のごとく、音で遊ぶ、という表現が
とても似合うなぁ、、、と思っていたら、ご本人も本作のブックレットの
中で、そのようなことを、おっしゃっていました。
だから、私たちリスナーも、ストレートに心を掴まれるのかもしれません。
スタイリッシュなサウンドの中に垣間見える泥臭さ、ずれ、あたたかみ等
表現の幅に、引き出しの広さと、懐の深さを感じさせつつも、個人特有の…
…この方の場合は"澤野節"と呼べるものが確立されているとも思います。
上記に書いた各ドラマのサントラも、いずれも好んで聴いておりますが、
特定の作品に合わせて発注される場合、作品の性質上、"用意しなければ
ならない"曲も、その時々で色々違うのでしょう。
当然、やりたい"音楽"が、出来ない時もあるかもしれません。
しかし、本作のようなオリジナル作品は、おそらく本当に好きなことが
出来るゆえに、普段より、より素に近い作曲家の顔が見えるのではないか、
という期待が増します。
制限要素が少なくないであろうサントラでも、つねに多彩な表現力を
発揮されている方なら、なおさらに。
ただ、本作を聴いて、別の意味で驚いたことがありました。
この方はいつでも本領発揮されてるんだな、と感じたんです。
毛色の違う全13曲、しかし"澤野節"全開な音楽ばかりで、澤野弘之氏の
ファンにとっては、隅から隅まで味わえる、マスターピース的な作品と
言えると思います。
なお、本作で初めてCD音源化された、レアトラックもあります。
本作は"音"を"楽"しむアルバムです。