世界の中心で、愛をさけぶ DVD-BOX
この「世界中心で、愛をさけぶ」は原作も読みましたし、映画も拝見しました。それそれが素晴らしい作品ですが、このTV版ドラマはその中でも、ダントツの素晴らしさだと思います。原作には書かれなかった内容、映画では時間の制約で表現できなかった部分、それらがこのドラマにはたくさん含まれています。
山田さん、綾瀬さんをはじめとした俳優さん方の演技も絶品で、ドラマでは毎回、いたるシーンで鳥肌が立ち、涙がこぼれて止みません。
最近は韓国純愛ドラマが人気ですが、このドラマはそれらに決して負けていませんし、何よりも自分・相手を問わず「命を失うこと」とはどんな思いなのかという、私たちの心の根幹に突き刺さる命題を考えさせてくれます。「純愛」、「友情」、「家族愛」、そして「命」・・・。これらを純粋に、そして真剣に思う時、人は自然に涙がこぼれます。こんな涙を流させてくれるドラマはなかなか無いでしょう。間違いなく秀作のドラマです!!!。日本のドラマもまだまだ捨てたものではありませんよ!。このDVDは多くの方々に見て欲しいです・・・。
世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)
エリスンにしては「実験的」「短編」ということもあり、スピード感やアイデア一発勝負の好きな読者にお勧め。
でも、日本で似たタイトルの小説を書いた人には、ちょっとは謝ってもらうなり、どうしてあんなタイトルにしたのか説明してもらいたい!
ラジオドラマCDブック 「世界の中心で、愛をさけぶ」 (Radio Drama CD Book)
この作品を買ってみて聞いたところ、テレビや映画とは違うセカチューが楽しめました。テレビや映画は目で見て感動したりしますが、このラジオドラマは耳で聞いて色んな情景を自分で描けるのですごくいい作品でした。二人の声優も見事なばかりでした!!皆さんにも是非聞いてほしい作品だと思います!!
世界の中心で、愛をさけぶ 小学館文庫
マスコミの宣伝効果や映画化もあって、本当によく売れた本。
本を日ごろあまり読まない人にとっては、非常によい本だと思いました。
320万部以上も売れたのも納得です。
文庫になったので購入。まず題名。
「世界の中心で愛をさけぶ」場面は、ありません。
「世界の中心」には行きませんし、「さけび」もしません。
映画化されたように映像になりやすいかなとは感じました。
文章も簡単ですし、少女漫画にありがちな切ない設定で、女性受けするのではないでしょうか。
世界の中心で、愛をさけぶ <完全版> DVD-BOX
最初にこれを観たのは「白夜行」オンエア中、毎朝放送されていた時にたまたまだった。
この他に好きなドラマはいくつかあるが、話よりもキャストに魅力を感じたものも多い。好きな役者さんが出ているから「好き」なのか、ドラマが「好き」だから役者さんが「好き」なのか曖昧なものも多い。
けれどこの作品については、「ドラマが好き」だと断言できる唯一のものである。
山田さん、綾瀬さん共、このドラマで初めて存在を知った。当時、私はテレビドラマから遠ざかっていた。
よく残っていたなぁと感心するような当時のウォークマンを使い二人の声の交換日記が始まる。脚本も素晴らしいが、演技も素晴らしい。みんながそれぞれの役を見事に演じきっている。それゆえ、観ている者もその世界へ引き込まれて、観終えた後もなかなかそこから抜け出られない。この世界から抜け出て、各々の自分の毎日に戻ることの困難さが残る。そして、気合を入れないとこの作品を観ることができない。軽い気持ちで観ることができない。この作品の真剣さが、見る者へも軽薄であることを禁じているような気がする。娯楽ドラマなら、ラフな格好で観られるのだが、つい、正座してテレビの正面からくいいるようにして観てしまう。
・・と堅苦しい言葉で書いてしまったが、簡単に言えば、もう最高!普段ドラマで泣かない私がタオル持参でないと見れない・・100%泣いてしまうのである。どうしてここまで泣いてしまうのかも、正直分からないぐらいだ。こんなに想ってくれている彼氏がいるのにこの世を去らねばならない亜紀が可哀想で、また羨ましい。
亜紀の葬儀で逃げてしまった朔太郎は亜紀からのメッセージを17年後に受け取る。亜紀が第1話で読んだ恩師への詩と「がんばれ」の文字。そのあたりはもう涙が止まらない。
1987年当時の高校生はもっとみんなのスカート丈は長く、全体的に垢抜けてなかった(このドラマの生徒達に昭和の香りがしないのである)などの細かい違和感はあるものの、そんなものはこの作品のほかの部分が全て吹き飛ばしてくれる。敢えて1987年にこだわることなく、観てもいいかとも思う。
90年代にLDを買って「これで永久に観ていられる」と思っていた作品がDVD化されず、どうしようもない状態で置いてあるのがいくつかある(再生の機械もとっくにつぶれている)。DVDにかわるものが登場してもこの作品はまた次のものでも観られるよう是非お願いしたい。