地球へ・・・Vol.4 【完全生産限定版】 [DVD]
10話「逃れの星」 11話「ナスカの子」 12話「孤独なるミュウ」今まで発売されたDVDと同じく、放映時より更に画質がアップしハイクォリティな出来栄えが期待できる。 今回のプレミアムファンディスク(音声のみ)はメインがブルー、ジョミー、フィシス。毎回楽しいトークで盛り上がる。 イラストは結城信輝の迫力あるキース、フィシス。竹宮恵子書き下ろしキース。これだけで買う価値あり。
コンティニュー・スペシャルのだめカンタービレ
もやしもん石川さんと二ノ宮さんの対談や、影で支えている二ノ宮さん担当編集者さんのインタビューなど、読みどころ一杯でした。
この本自体の編集者は、『Girlie』(「マンガ再生2005」というテーマの「くえー!」シーンが表紙)の編集長さんで、出版社の枠を超えた「のだめファン編集者による」スペシャル本なのだそうです。なるほど、ナットク。
アンドロメダ・ストーリーズ [DVD]
「地球へ・・・」の竹宮恵子さんとSF作家光瀬龍さんがタッグを組んだ本格SF作品です。
24時間TVで放送されてい以来、ほとんど日の目を見ることのなかった作品で、待望のDVD化はファンにとって嬉しい限りです。
見どころは双子の兄妹ジムサとアフルのサイコパワーと圧倒的な物量作戦で侵攻する機械達との闘いです。
超能力といえばサイコキネシス、テレポートといったものが御馴染みですが、サイコパワーは二人のパワーを合わせて強力な破壊光線を敵にぶつける表現がされています。
機械対人間の壮絶な闘いを描いた作品は「ターミネーター」「銀河鉄道999」が有名ですが、「アンドロメダストーリーズ」はどの作品とも違います。
機械による支配よりも、生体を機械にとって代えられていく侵略が描かれています。
やや難解なのは否めませんが、それがかえってこの作品を質の高いものにしています。
舞台設定が中東/中世ヨーロッパに酷似しているせいか、異世界の話なのに違和感なく入っていけます。
♪一秒一秒大事に生きてみたい こんな想いは初めて〜♪
エンディングで使われている「永遠の一秒」の印象に残っているフレーズなんですが、これ結婚式で歌いたいという人が多くて私と同じ感じ方をしている人がいるのには驚きました。
(一度、結婚を控えた方への寄せ書きに「一秒一秒 この時を大切に」と引用させてもらったことがあります。)
幸い私はレンタル流れのEPレコードを格安で入手できましたが、一刻も早いCD化を望みますね。
ブライトの憂鬱 (白泉社文庫 た 1-12)
あの「私を月まで連れてって」の後日談です。もう20年近く経っているというのに、前作の雰囲気をそのまま引き継いでいます。絵は多少変わっているのですが、裏を返せばこれだけの年月が経過しているのに「多少の変化」しか感じさせないのはさすがです。
前作は一話完結の短いエピソードが主体でしたが、今回は2話完結ストーリーで、読みごたえがあります。例によってドタバタコメディ調のシーンもありますが、私は人物描写の深さに感心しました。ブライト君という自己表現の下手な、ちょっと頑固で偏屈な男の子が主人公なのですが、彼の心情の描写が抜群に上手いのです。竹宮先生の真骨頂はこういった登場人物の心情表現にあると思います。
もちろん、おヤエさん、ダン、ニナ、などなど懐かしいキャラクターも活躍します。まったくの新作ストーリーですが、ページを開くとすぐ「あの頃の感覚」が生き生きと甦ってきます。ですので前作のファンの方は必読だと思います。