バリスタイルの家―西城秀樹の快適アジアン生活のすすめ
バリに5000坪の敷地を友人と購入し、別荘を建てた著者。
建築と絵画への造詣の深さを披露し、家に対するこだわり、
そこでの過ごし方、お気に入りのバリ在住アーティスト、
お薦めレストランなどが紹介されている。
私もバリを旅行し魅了された一人だが、いかんせん読後の
印象は「よ、弱い…。バリにも建築にも絵画にも興味が
あるのはうかがえるけれど、当たり障りのない表現を
薄く広げている感は否めず、これではバリの良さも伝わら
ないな。結局は、西城秀樹のイメージ強化なのかな…。」
である。
しかしその面で言えば、プライベート別荘が写真と共に、
詳細に内部が紹介されている訳だから、秀樹ファンには
堪らないだろうと思う。
写真と文章の比率は7:3くらい。
残念ながら、観光ガイドにはあまり向かず、これからバリに
別荘を建てたい人へのハウツーにもなり得ず、建築本としても
物足りない。…といったところだろうか。
しかし、室内から望む椰子の木と芝の広い庭は、
なんとも羨ましい限り。一見の価値あり。
テンション上げまショー
別にテンション上げたかったわけではなく、突然レベッカの「フレンズ」がはいったCDが欲しくなったが、レベッカのベストを買うほどではないし、何か企画ものCDを買おうということで、このCDを見つけました。
テンションあがるかは微妙な気もしますが、かなり聞きたい曲が入っていたことが決め手でした。
40歳の私にはもってこいのCDだと思います。
欲を言えば、渡辺美里も入っていれば・・・。
寺内貫太郎一家 DVD-BOX 1
此のドラマに違和感を覚える時代に生まれなくて良かったと思います。
家庭とはこんな風に、粗野で繊細で切なく温かいものでしたよね。
70年代生まれの私も、大変に心が和みます。
寝る前に見ると、優しい気持ちで眠りに就けます。
小林亜星の大根役者振りも、反ってリアルで宜しい。
「ムー」「ムー一族」のDVD化も、心から希望致します!
∀ガンダム ― オリジナル・サウンドトラック 1
用意されたステージに合わせた様々な曲を奏でる菅野よう子さん。
∀ガンダムは用意されたステージが広く、クラシック・マーチなどの菅野よう子さんの得意とする音楽がふんだんに盛り込まれています。
(おすすめ、クラシック:8. Final shore~おお,再臨ありやと・16. Quiet landing、マーチ:3. 軍靴の記憶)
サウンドトラックということで、通常の音楽盤と比較すると尺の短い曲が多いために若干の物足りなさはありますが、本編を見ていない方にもお勧めできます。
あの頃映画 「愛と誠」 [DVD]
武井咲、妻夫木聡でリメイクされた「愛と誠」。
最初の映画化作品がこれだ。
少年マガジンの連載で大人気を誇っていたこの作品だけに、映画化するなら大ヒットしないと大変、ということだろうか、愛役は一般公募ながら、誠役は知名度のある、というよりアイドルとして確固たる地位を築いていた西城秀樹を起用した。
まあ、これ以上の人選もなかっただろう。野口五郎や郷ひろみではイメージ離れ過ぎだし、やっぱり汗臭いヒデキしかないぜ。
作品の出来としては、ハッキリ言うと評するのが難しい。
映画化するに当たって、ストーリーをいじる必要があるのは仕方ないが、特にラスト前の乱闘への展開はどうかなぁ・・・。
また、夜のシーンをカメラにフィルターをかけるかたちで処理しているのも気になって仕方ない。確かに当時よく使われてたんだけどね。
誠が愛を抱き上げるラストシーンは、あれで仕方ないでしょう。目玉ですもん。そして、続編、完結編への「つかみ」の役割もあるんだし。
作品についてはこのくらいとして、愛役の故・早乙女愛さん、新スターだって割に、お色気系の場面がいくつか出てくる。「愛と誠」という作品のストイック性を考えると余計似つかわしくないのだが、その後女優・早乙女愛が歩んだ道を見ると、オーディション通過が決まった時点で、「愛と誠」後にどう使うかの路線を決められていたような気もする。
改めて早乙女愛さんのご冥福をお祈りします。