たんぼ―めぐる季節の物語
初めてジョニー・ハイマスの棚田の写真を見たのは30年近く前の信濃毎日新聞の一面に渡る彼の写真だった。それは地元の長野県飯山市の棚田を撮ったものだったが、見慣れた原風景ではなかった。ヨーロッパの美しい田園風景のように美しく、それはイギリス人の彼の手による「田んぼへのオマージュ」のような作品だった。
それから、あまりにもいつでもそこにあった、あまりにも普通の風景の「田んぼ」に強く興味をもち、色々見て歩くようになった。そこから分かったことは、美しい田んぼは、日本人のアイデンティテイーともいえる「勤勉さ」の象徴だったということである。美しい田んぼを維持することは日々田んぼに手をいれ、やおろずの神々に感謝して過ごすことだった。田んぼのあちこちには必ず道祖神があり、自然への畏怖と感謝の気持ちが伝わってくる。
現在では、日本の減反政策と農政政策の失策のせいで、地方の棚田は物凄い勢いで減ってきている。休耕田が目立つ田んぼには後継者の目処もたたない。一度休耕田となったものを復活させるには20年もの歳月が必要とされるらしい。現在の棚田をみると、地方の疲弊の象徴、若者の地元への回帰の機会を奪い、高齢化社会を悪化させる象徴となってしまっている。ジョニー・ハイマスを捉えた棚田は日本にはもう数少ないが、彼の写真が物語ることは非常に多い。是非ご一覧を。
ジブリ・ジャズ2
カジュアルなコンセプトのアルバムなので、
あまり真剣に評価するのもどうかと思ったが、やはり残念ではありました。
とにかく、このアルバムの価値を一瞬で大きく下げてしまったのは「さんぽ」に尽きる。
テルーの唄もスカされた感がすごかったが、
出だしを一回聞いたきりで、それ以来聞くことはないと思いました。
ジブリという作品の楽曲を使用して、
さらに売るために帯の文句や宣伝もそれなりにしているのだから、
申し訳ないが裏切られた感が否めなく、酷評せざるを得ない。
1、5、13を聞いても分かるとおり、彼女のヴォーカルは基本的にジブリ・ジャズに合っているし、
インパクトのある良い雰囲気を持っている。
ですので、これはヴォーカリストというよりもプロデューサー他製作者が、
なにかとんでもない勘違いをして間違ったヴォーカル表現の指示をしたと思わざるを得ない。
もしくは、ヴォーカルを入れるべきでない曲にヴォーカルを入れてしまったのかもしれない。
合えば入れる、合わないと思えば、入れなければ良いのではなかったのか?
すべての人を納得させるのは不可能ですが、さすがにプロならば妥協できないレベルというのがあるハズです。
全体的な雰囲気としては、普段の作業用ミュージックに適した良いアルバムだと思うのですが・・・。
今後、このようなシリーズが出るならある種の覚悟が必要となってくるかもしれないです。
ジブリは個々の思い入れが非常に強いために、
アレンジの方向や力の入れどころを少しでも誤ると、
その1曲、2曲の過ちのために総評として色々と問題が生じてくるのだと痛感した。
めぐる恋の季節
まず、めぐる恋の季節はとても元気があって聞いていてとても元気がでます!桜チラリとはまた違った感じで℃ーuteのいいところでてます!!そしてカップリング曲は「美少女心理」と言う曲です。この曲はとても大人っぽくてとてもいい曲です。カップリングにはもったいないぐらいとてもいい曲です!気になる人ぜひ聴いてみてください! これからも℃ーuteを応援します!!
めぐる季節の切り紙―明日を想い今日を切りとる
暦形式になっており、季節にあった切り紙を作ることができる。
幼児の受験用のにこういう教材があったけど、
これは、その応用編、こういうのと短歌なんかを一緒に本にしたら楽しいのに。
魔女の宅急便 ヴォーカルアルバム
どの曲も大変心温まるやさしい歌が揃っている。
だがそれでもその中でも最後のトリを務める「魔法のぬくもり」
がとんでもなく私の心まで突き動かす素晴らしいぬくもりがつまった歌でした。
井上あずみさん歌声から男性のコーラスに引き継がれるあの導入部分がたまんなく好きです。
この曲と出会えただけでも感無量です。
井上さんの他にALI PROJECTで有名な宝野アリカさんの歌も3曲程入っています。