リスト:ハンガリア狂詩曲全集
ずっと前にこのLPを買い,よく聴いていましたが,CDを買ってみました。やはり手軽さから持っていたLPをCDに買い換えています。
音質的にはLPのほうがいいように思いますが,やっぱりリストはシフラでしょう。昔からこのジャケットが好きです。
ブラームス:交響曲第2番
ブラームスの交響曲の中では地味な印象の2番ですが、幾ら聴いても飽きない曲でもあります。ザンデルリンクのブラームスはどれも素晴らしいですが、この2番も例外ではありません。とにかく構成が比類なくがっちりとしていてアーティキュレーションの正確さには文句のつけようがありません。ドレスデンはウィーンフィルよりも上手いオケなのではないでしょうか。第一楽章はもう少し歌と抑揚が欲しいということもありますが、これ以上は求められない楷書体の名演ということは断言できます。個人的には第一楽章のリピートがあれば申し分なかったのですが。それでも不滅の名盤です。
Night and Day
Sister Qが歌う”Night and Day”は、甘い声、セクシーな声、子供っぽい声と声質の違う3人が交互に或いは同時に歌う不思議さがアレンジや歌詞と絶妙にマッチしていて、何度も聴いてしまう1曲だ。ドラマ『Mの悲劇』の最後に長谷川京子、稲垣吾郎などのフォトメモリーと共に流れると一層引き込まれてしまう。シルエットだけのトーンを抑えたジャケットも良い。
日本の悲劇 (Voice select)
私がこのレビューを書いている前日、ついに小沢一郎が
強制起訴を受けた。まちがいなく、 日本の政治の歴史
が転換点をむかえたのだ。
中西氏は本書で、小沢一郎という類まれな大 政治家が
日本の政局をどう動かしてきたかを 綿密に分析する。
そして国益という観点から みた場合、やはり小沢一郎
の罪は大きいと結 論付けている。
さてこれだけなら、ただの小沢批判の本で終わるのだが、
中西氏の鋭さは今後の政局をも 見据えて論じている点だ。
小沢問題を軸にした壮大な政局論である。
小沢一郎に否定的な人も肯定的な人も共に必読の書であ
ろう。
Mの悲劇
痴漢から女を救ったはずだったのに!……小心者の男が、救ったはずの女にとことんストーカーされて、人生を破滅させられそうになっていき……あとは、言えません!読んでみてください!私はホントに一気に読んじゃいました。
やめられない、とまらない……不運のジェットコースターノベルっていうんでしょうか。人の足を踏んだことは忘れても、踏まれた人間はずっとそれを忘れない……本書にあるそんな言葉に象徴されるような運命のリンクが、面白かった(なんのこっちゃ?でもネタバレになるから言えないんですよ)。何気ない一言や約束事を、みんな注意して守ろうね。ノベライズ本って、元のドラマとも、いわゆる小説ともちょこっと違う不思議な勢いと面白さがありますね。