怪盗クイーン、かぐや姫は夢を見る (講談社青い鳥文庫)
怪盗に探偵卿に、最強の組織に、情熱あふれるテレビやに――――かぐや姫?
日本を舞台とした、はやみねさん独特の賑やかさあふれる物語です!(作者曰く、御師匠さま&ヤウズやドライ・ドラッヘンもだしたかったらしいです。。。恐ろしい。。。 汗)
――そして、今回は切なさもあるお話です。
クイーンはなぜ、時間の流れに見放されているのに、
不老不死の薬をほしがるのか?
その子の現実がつらいものなら、聞かせてあげるお話くらいハッピーエンドがいいじゃないか
―――少しですが、クイーンからジョーカーへの気持ちの真意が見えるお話のような気がします。
「友人・友達」いつもはそう主張しても否定されるユーモアな2人の関係ですが、今回は・・・
クイーンはジョーカーを拾い、服・名前・居場所・仕事―――たくさんのものを与えました。
でも、ジョーカーがもらったのはそれだけじゃなかった。
はやみねかおるさんの小説は、ユーモアだけのギャグメインではなく、
本格ミステリであったり、
このお話のようにあたたかいものを語りかけてきたりしますよね。
それでなおかつ、ユーモアを忘れない。このバランスのよさに私は虜です(*^U^*)
モナミは世界を終わらせる? (銀のさじ)
「銀のさじ」シリーズの1作
作家生活二十周年記念書き下ろし小説
ドジッ娘の高校生の行動と世界情勢がシンクロ、彼女の行動次第では世界は滅亡するといった感じの話でした
上遠野浩平氏の描く作品みたいな感じのものを期待していたのですが、ドタバタコメディ的要素の強い作品でした
思っていたよりもライトな作品で少し残念でしたが、楽しい作品でした
都会のトム&ソーヤ(1) (YA!ENTERTAINMENT)
私は中学一年生ですが、本が大好きで小さい頃から沢山の
本を読んできました…この作品は今まで読んだ本の中で一、二を争う程
面白いと思います!!
ところどころにちりばめられた知識やサバイバル技術、内人の語り、二人の冒険、
どれをとっても楽しく、素敵な本です。
余談になりますが、私は将来つきたい職業が作家と教師なので、はやみねさんの存在自体もとっても尊敬しています。
都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸上 (YA! ENTERTAINMENT)
今回は上下巻となっていて、ページ数も多く読むのが大変か、と思いきやいつも通りグングン読めます。途中で読むのをやめられません。IN塀戸は、いままでよりずっとスケールが大きいです。でも、スケールが多き過ぎて少し現実離れしているかも。