デビュー40周年記念 水木一郎TVサイズ主題歌集
いつものようにレコードサイズを編集して、TVサイズにしたようにしか聴こえないものが大半を占めています。セリフや効果音は原則入っていませんが、権利関係やモノラル音声になる事を考えるとやむを得ないのかもしれません。それでも40周年にちなんでセレクトした40曲が、短いがゆえに怒涛のように責めてきます。子供の頃にブラウン管から聞こえてきたアニキの声を思い出すには、まずまずの1枚と言えるでしょう。
むしろボーナス・トラックからが真の聞き所。 41曲目『ハート☆ドデカ』は、アサヒ飲料「ドデカミンスーパー」のCMソング。サラリーマンへの応援歌を熱く熱唱! 42曲目『戦え!ガジェットロボ』は任天堂DSのゲームソフトの主題歌、しかも作曲は渡辺宙明先生! ラスト43曲目は谷本貴義編曲による10分以上の『ヒーローソングメドレー 』! 水木兄ィの明日へと続く道が感じられる、GoodなCDですよ。
バビル2世 DVD-BOX
1970年代の後半に日本中を席巻し、今につながる「アニメブーム」の最初の波の中で、特に女子中高生ファンが熱狂した作品。横山光輝の原作およびこの最初のアニメ化作品は、当時の思春期の少年少女に大きな影響を与え、そこから多数のアニメ・マンガのクリエイターが育った。「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部が、「バビル2世」へのオマージュであることは有名。また、この後「バビル2世」は2度リメイクされるが、やはりこの73年版アニメがいちばんとの声多し。
とにかく、最近のアニメにありがちな説教臭さとか胡散臭い理屈がなく、純朴な子供心を刺激されることは間違いなし。オープニングとエンディングは、アニメ史上の最高傑作だと思う。主題歌も名曲中の名曲だし、廉価版ならこれはもう買い!です。
〈ANIMEX 1200シリーズ〉(24) テレビオリジナルBGMコレクション バビル2世
主題歌はTVのオリジナルとは子供のコーラスが無く、著しく違う。解説等も殆ど無いので、番組を見たことの無い人が買っても無意味と思える(大抵は知った人が買ってるので間違い無いが)。
当時のTVBGMにしては楽器編成がゴージャスに聞こえる。バトルシーンの曲は傑作揃い。 サブタイトルコールの曲だけは「タケチャンマン」のイメージが強いか?
バビル2世ザ・リターナー 3 (ヤングチャンピオンコミックス)
2巻からの続きとしては申し分のないプロットで、米軍との闘争とその収束を3巻で終わらせるというのはページ数としては実にうまいところを狙ってきていると思う。決して展開は遅くないはずだ。
遅いのは発刊ペースで、1巻から随分時間がたってしまっていることにある。ここにはかなり不満を感じるが、クオリティの高さから仕方ないかとも思える。ただし、このペースの遅さはクオリティ前提であり、これが保てないのであればもう少し速く全体を収拾すべきでないかとも感じる。
漫画全般にいえることだが、物語にちょうど良い巻数が無く、綺麗に終わらせるというスタイルが未だに完成していない。たとえば10冊くらいの長さで起承転結がビシッと決まると気持ちよいのだが、まれにしかそういう漫画がない。だらだらと落ちもなくどうでも良い謎ばかり解決し続けること無くちょうど良いところを狙って盛り上げてくれたらありがたい。
今回米軍との死闘を終え、目的を示唆しどこに向かうのかを仄めかすことになった。塔に帰ったバビル二世が戦うのは、米国ではなくヨミでもないようだ。しかし、戦う相手との間に、余りにも強力すぎるアメリカとその軍隊が介在する。ジレンマのようなものを受け入れている、その直截さからの距離がこの後の展開の主題になるのだろうか。
バビル2世 (1) (秋田文庫)
この漫画は、
とっても部下思いの優しいバベルの塔正党継承者ヨミ様が悪鬼バビル2世を打倒し、世界を平和におさめようとする愛と勇気のお話です。
まあ嘘なんですけど。バビルが悪鬼なのは本当ですけど。
正直敵のボスであるヨミ様の方に感情移入しちゃいますね。年くってくると。
部下思いだし、勤勉だし。バビルがひたすらに圧倒的なのでそれを知恵と人海戦術でなんとかしようとするのがですね見てて応援したくなっちゃうんですよ。
中年男の悲哀?がんばれーっていいたくなる。
まあ結局はバビルの主人公とは思えない一手にひっくり返されちゃうんですけどね。人質とか。
あとこれを見た後にOVAジャイアントロボを見ると実に幸せです