ニュー・サウンズ・イン・ブラス 2008
アレンジのよさは相変わらずピカイチ!
プロの演奏家しか演奏できないような奏法も若干少なめのNSB。
外囿氏のユーフォのソロは流石です。
"ブラスト"でおなじみの石川直氏のドラムソロはぱっとしない。生またはDVDで見ないと面白みが全く感じられない。
仮面ライダーキバ VOL.2 [DVD]
井上敏樹脚本ではお馴染みの「アンチヒーローなライバル」こと名護さんが登場。
「仮面ライダー555」で言うところの草加雅人がちょっと常識人っぽくなった感じの好青年かと
思いきや、ファンガイアそっちのけでキバを狙う危ないボタンハンターだったことが発覚。
素晴らしき青空の会って人選がホントにダメダメと言うか…。
ネタキャラとしては最高だけど子供番組のヒーローとしてはちょっと問題が名護さんには多いゾ!
この2巻ではバッシャーフォームが登場するが…クウガのペガサスフォーム同様、出番少ないな。
バッシャ−フォームで倒せたファンガイアは後にも先にも2巻に登場する奴だけの予感。
ゆりと恵がさらわれた場所が22年経過しても写真とかそのままってのも無理がある気が。
22年前に青空の会が仕留められなかったファンガイアを22年後にキバが倒す、というのが
恒例になってきているが、それって青空の会の無能ぶりを証明してない?
これまでもクウガの一条刑事率いる未確認生命体対策本部、アギトのG3ユニット、
カブトのZECTの様な対怪人組織は存在したけど、青空の会はその中でも間違いなく最弱なんじゃないかと。
よくも悪くも井上先生テイストが濃すぎて、キャラも設定も暴走気味。酷い時は戦闘シーンが1分無い時あるし。
ザンキさんこと次狼さんのニヒルな演技がなければ2巻に救いは無かった…。
私立探偵 濱マイク 11 アレックス・コックス監督「女と男、男と女」 [DVD]
まるで『ストレート・トゥ・ヘル』日本版のようで最高でした!
日本でもマカロニ・ウエスタンが撮れるんだな〜と感動w
音楽がアレックス・コックスのファンには嬉しいプレイ・フォー・レイン!
塚本晋也もいい味出してました。
十三戸のムラ輝く
山形県金山町杉沢集落を舞台としての田舎あるいは過疎という文脈の中に流れる人々の輝き光放つ生き方の物語。
栗田ご夫妻の歴史と日常を綴りながらムラに生きることの素晴らしさが写真と共に描かれている。栗田さんが「自創自給」と名付ける生活は、儲かる農業の呪縛から解放され、豊かに暮らす農林業を目指すものだと言う。そして仕事を楽しくすることに心したと。
そしてタラの芽の生産地として品質日本一とまで言われる地域に育てるのだが、決して秘密主義に陥ることなく全ての情報技術をオープンにするという姿勢を貫く、さらには成功している地域や失敗した産地の山梨にまで出かけて将来への計画を立てる。(失敗の原因は連作であり、後継作物を模索し雪ウルイにたどり着く)
また今では珍しくはないかもしれないが、農業体験、民泊を通してムラの伝統工芸や山歩きのイベントを地元の老人に委託し大成功していく。そこにはJR東日本のホテルとの詳細な契約や計画の努力がうかがえる。そして杉沢は「面白い」という評判に繋がっていく。
ムラの入り口には「共生のむら すぎさわ」の看板に「自然と人間」「山村と都市」「歴史と未来」と書かれている。
こんなムラ作りの思想には内山節さんが大きく関わっていた。
栗田さんは内山さんの「山里の釣り」を読まれていて、その後の内山哲学に魅了され講演を御願いしたそうである。それも「とりあえず10年間つづけて」、これは「村では何でも10年が一単位」という栗田さんの思いからであり、1994年から「山里フォーラム」という名称ですでに10年を越えて行なわれている。
最終章は内山さんが書かれているが、非常に示唆に富む。ムラと言う言葉は輝きを見せていると言う。古い、遅れている、封建的といった常套句から、自然と結ばれた暮らしのある場所、人と人とが絆をもって暮らす、地域に受け継がれた文化がある、人々にさまざまな技や知恵がある場所である。と
そして、内山さんは最後に、杉沢でのどこの村よりも早く始めた取り組みを評価しつつ言い切ります。
だがここを訪れた人々が二度、三度とたずねてくるのは、この「新しさ」に魅かれて、ではない。その奥に流れている、保存されている何かが豊かさとは何かを感じさせるのである。私たちが失ったもの。しかし、いま取り戻したくなっているもの。それが杉沢という「村」には存在している。