少林拳血闘録―歴史に隠された謎に迫る
先生と徒弟の五郎くんの会話形式で語られる少林拳の歴史…。
なんだこの違和感は。
装丁と挿絵は漫画っぽく、先生と五郎君の会話も平易。これなら小学生にも読めそう。
だが、語るのは少林拳。怪獣図鑑を強請る子供に「こっちになさい」とお母様が断じて選ばない少林拳の本。
例えば「にこにこぷん」でお兄さんが「さあ、みんなで少林拳」という感じの違和感。小学生が放課後校庭でドッジボールでなく少林拳を鍛えている感じの違和感。「クリスマスはサンタさんに何が欲しいって御願いするの?」「六尺棒」という母子の会話の如き違和感。劇場版ドラえもん「のび太と少林寺三十六房」という感じの違和感。
内容はちゃんとした武術の話で、ちゃんと面白いです。が、それとは別次元でも面白い本でした。
少林寺拳法~究極の護身術~ [DVD]
欧州少林寺拳法連盟制作によるこのビデオ。(DVD)
少林寺拳法の基本練習・剛法・柔法・整法・乱取り・型・法話などがどのようなものなのかを紹介している。
天地拳が三系までしか収録されて無い、など実際の現役拳士には物足りないが、全く少林寺拳法を知らない人に紹介する内容としてはなかなか良い。
本編に登場する青坂氏が燕返で敵に後ろをみせてだるそうに歩く場面が★減点。あれはあかんぞ・・・。
吾輩は「黒帯」である―日本人拳士ロンドン道場痛快修行記
少林寺拳法をやっている知人からの勧めで読むことにしました。
「ロンドンの道場なフトモモだった・・」冒頭から意表を突くサブタイトル、
拳法の教本とはほど遠いですが、その分、技術論なしに、日本とヨーロッパの
カルチャーの違いを、拳法を通じて痛快に教えてくれていると思います。
それにしても、著者はものすごいチャレンジャーですね(笑)。
ジャッキー・チェンCD復刻 「SONGS FOR JAKIE CHAN」
80年代のジャッキーファンならば、SHYの唄う「カンニング・モンキー」や小清水ミツルの唄う「デンジャラス・アイズ」(ジグゾーの「スカイハイ」のパクリ?)は、かならず知っている。最近、ジャッキーの初期の作品「天中拳」や「蛇鶴八拳」などが発売されたが、あの主題歌が収録されていなかったため、物足りなかった。それにしても、もっともヒドいと思ったのは、日本語吹替版が石丸博也じゃなかったということだ!!