特典映像は単品DVDと同じく未公開シーン集のみ。 DVDの2枚組「コレクターズ・エディション」特典ディスクに収録されていた、 メイキングなどの特典映像は入っていないようです。残念。
私にとって、必ずしも読みやすい本ではありませんでした。 エイダとローズの部分はわくわくし自分もそこにいて、当時の生活の智恵を学んでいるような気分だったのですが、インマンの旅の部分は彼の辛さがそのまま文章から感じられるのか、読み進むのがしんどく放り投げてしまいたくなることもありました。 残酷に感じる部分もありましたし。 ですが、読み終わってみると妙に心に残りました。 彼のことを忘れたわけではないけれど、生活がのしかかりそちらに意識が向いてしまっているエイダと、彼女を思う気持ちだけで辛い旅を乗り切ろうとしているインマン。 そのふたりの心の温度差のようなものと、実際に二人を隔てている距離。 そういうものがうまく表現されていました。 よく男性は別れた後もその女性を忘れられないと聞きますが、この小説を読むとなんとなくその気持ちも理解できたような気分になりました。
筋力のない人には、はけません。丈夫そうでいいのですが。残念。
ステキなラブ・ストーリーにまだレビューがついてないなんて意外でした。 とても哀しい話だし、こんな時代に生まれ合わせなくて良かった、なんて 思いもあるのだけれど、現代に生きる私が失ってしまった大切なものをしっ かり持っているヒロイン二人がとても魅力的です。 ホントはインマンが主役なのかもしれないけれど、ヒロイン二人の生き方 に焦点があった読み方をしてしまったのは、同性だからかも知れません。 読み終わってからも何ヶ月かするとまた読み直してみたくなる一冊です。
この作品は、それを描いている。 戦いに参加し、愛する故郷を後にする男達。ただひたすら無事を祈り、男達のいなくなった街で日々を過ごす人達。 故郷に帰り、愛する人に会いたいと思う気持ちだけが、生きる支えとなる男。生きていると信じ、ただひたすらその帰り、便りを待つ女。戦時中の男と女の気持ち・それぞれの成長が如実に描写されている。 劇中ルビーが言う『戦争という雨』は、現在も世界各地で降りそそいでいる。この作品の二人に訪れてしまう悲劇をけして繰り返してはならない。この映画も、そんな監督の意図が伝わってくる反戦映画なのだ。 ストーリーも素晴らしいが、セット・風景描写・音楽などどれも心に残るものとなっている。『風と共に去りぬ』と比較されているが、個人的には『コールドマウンテン』の方が、共感できるし、より優れていると思う。DVDの仕様も満足だし、手元においておきたい大切な作品である。
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