映画とは少しずつ違っているところがあります。特にラストは好みが別れるところやないでしょうか。おそらく周防さんはこちら(小説)のラストが良いと思っているんやないかと思うんですが、ウチは映画版のラストの方が好きかなぁ。映像的にも映えるし。
余計なお世話ですが、小説版のラストだとその後は一切ダンスをしないような気になってしまいます。
話自体はウチみたいに中年になりかけた男性なら共感できるお話。映画を見た人でも……とは言いませんが、興味を持てば読んでみてください。
草刈民代の役をジェニファー・ロペスがうまく演じられるのか興味津々だったのですが,意外にもよかったです.草刈民代の優雅さとジェニファー・ロペスのアクティブさという基本キャラの違いは目立ちますが,それでも心情の変化などはうまく表現されています.全体を通してオリジナル版に忠実だと思いますが,大きな違いがあるのはスーザン・サランドン演じる(主人公の)奥さん役の役柄とエンディングの方法.このあたりは視聴者の国民性というか好みが表われていて面白い.また,ハリウッド版を見て意を強くしたのは,竹中直人のキレた演技の冴えはワールドクラスだということ.あの圧倒的な存在感はハリウッド版でも再現できていません.竹中直人がハリウッド版にも出演すればよかったのに.
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