もしもあなたが「どうせ私は・・・」なんてネガティブな考えに囚われているなら、ぜひこの本を手に取ってください。分厚い本ですが、紹介されているメソッドには繰り返しも多く、一つ、また一つと薄紙を剥がすように否定的な考え方を取り去ってくれます。読み終わる頃にはあなたの鬱々気分はどこかに消えてしまっているでしょう。怒りをコントロールしたい方、困った人とうまく付き合いたい方などにも最適。 著者は認知療法の専門家ですので、巷の自己実現系の本にありがちな虚飾感はありません。宗教色も皆無、なすべきことはただ「歪んだ・誤った認知」を自覚し理性的なものに訂正することだけなのです。
ここ数週間、毎日読んでいる者です。この本を読み始めてから少しずつ、自分の心のハンドルを操作できるようになってきたように思います。以前から何冊か自己啓発書を読んできましたが、一度読むだけではなかなか効果を発揮してくれません。だからこそ、何度も読み返すべきなのですが、実際は難しいですよね。この本は、一度に読み切るのではなく、366日分に細かく振り分けられているので、安心して精読することができます。 たしかに、深く心に傷を負った状態で、いきなり読んでもピンと来ないかもしれません。しかし、信じて読み続ければ確実に効果を上げていくはずです。心に傷を負って日常生活に困難がある私たちにとって、「自分を諦めない」これが一番重要なのだと思います。買って良かったです。
メンタルクリニックに通院している私ですが
医者に「薬だけに頼るだけでなく、自分で出来る事があったら教えて下さい」とお聞きしましたら
『認知行動療法』というワークブックがあるのを教えて下さいました
ワークブックは色々とあるようですが、自分にあったものを探し、この本に会う事が出来ました
3か月かけてうつと不安を克服しましょう。というものですがワークブックに書き込むようになっていて
5週目に入りました
書き込む事によって自分の気持ちの整理もでき、客観的に見ることが出来、確認が出来ます
1週間が終わると自分の気持ちに点数をつけれるようになっていて、グラフ化します
自分の気持ちの変化を感じ取ることもでき、私にとってとっても良いものです
本当に良い本に会える事ができました
久しぶりに友人と会食することになり、何か相談ごとでもあるのかなと思って行ったけれども、つい自分の話ばかりしてしまい、その時は楽しかったけれども、ウチに帰った後で相手の話はあまり聞かなかったことに気付き、しゃべり過ぎたと後悔する…。 そうした経験をよくする人にはお薦めです。本書の31章の中から、自分にとってのチェックポイントに線を引き、人に会う前にもう一度なぞっておく。そういうことを繰り返していくうちに、本書の効用を実感することがあるかと思います。因みに第1章の中に「相づち以外はしゃべらないこと」とあります。これがこの本の第1段階ですが、これを実行するだけでも結構たいへんかも。自分の未熟さに対し謙虚な気持ちにもなれます。 他人から“頭のいい”人と思われたければ、“頭のいい話し方”の本を読む前に、まずこの本を読んでみてはどうでしょうか。
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