サミー時代の(一応)ラスト作品なんだけど、最初の4曲目までは良い感じ。そっからは、、ほとんど聴いてないなぁ。実験的なインストとか、モロ売れ線狙ったバラードとか…パンチが効いてない楽曲が続くから。曲順を変えて出したほうが良かったんじゃないかな?
VAN HALENのデビューからサミーヘイガー在籍時までの代表曲に新曲2曲を加えたBESTアルバムです。デイブリーロス在籍時のロックンロールからサミーヘイガー在籍時のラブバラードまで、バラエティ良く選曲されており、VAN HALEN入門に最適だと思います。 VAN HALENというと、エディのギタープレーに目が行きがちですが、こうして改めて聞きなおしてみると彼らの楽曲の良さがわかります。 欲を言えば、デイブリーロス在籍時の「ユーリアリーガットミー」「プリティウーマン」も収録して欲しかったのですが、カバー曲だから仕方が無いですね。
「OU812」というタイトルは、デイブ・リー・ロスの「Eat Em and Smile」(奴らを喰って笑ってやる!)に対する回答で、「Oh! You Ate One Too」(お前だって喰われた一人なんだぜ!)という意味だとか。なかなかユーモアのセンスがありますな。 さて、本作はサミー時代を通じて最もハード・ドライヴィンする「Mine All Mine」で始まる。ドカドカ言うバスドラの上を流れるエディの流麗なギターに、「ああ!やっぱヴァン・ヘイレンっていいなぁ‥‥」を思うことうけあい。 (この曲はライブ版も実に良いので、そちらも是非聴いてみてください) 続いて、大ヒット曲「When It's Love」が鎮座。パワーバラード全盛の時代を鑑みてか、壮大でドラマティックなスローナンバー。映画の主題歌になりそうなスケール感があります。サミー・ヘイガーの限界まで振り絞る唱法を代表するナンバーでしょう。 で、残念ながら「凄い!」というレベルはここまで。B面には「Feels So Good」「Finish What Ya Started」などの佳曲もありますが、小粒感は否めません。 元々Van Halenはアルバムに捨て曲の多いバンドで、むしろ「1984」「5150」の内容の濃さがイレギュラーだったと思います。 サウンド面では、キーボードを大々的にフィーチャーした最後のアルバムです。次作からは、やはり90年代という時代背景を考慮したのか、ギター中心のロックアルバムに変化しています。 Van Halenというバンドは、一見シンプルで脳天気に見えますが、実は時流を読む力に優れ、その時々で求められるバンドサウンドを、きちっと表現してきたのだと思います。だからこそ、長い間アメリカの大衆に支持されてきたのでしょう。
Sammy時代最後のアルバム。Can’t stop loving you、Not Enoughなど含めた名曲が盛りだくさんである。やっぱSammy最高だわ
手軽にとりあえず聞いてみたい入門者にはいいかもしれません。自分も中学の頃、友人から借りたこのアルバムからVAN HALENを聞き始めました。デイヴィッド・リー・ロスとの新曲(当時)もかなりかっこいい。ただ、残念なことに日本盤にボートラ扱いで入っていた「Hot For Teacher」は収録されてません。
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