現在、再結成EUROPEでギターに徹してるのが惜しく思えるくらいに、ジョンノーラムは歌が格段に上達しています!! 昔から彼は歌が上手いと評判でしたがこのアルバムではレベルが違います。 PHANTOM BLUEのカヴァー曲"Time To Run"(かつてジョンがグレンヒューズと共に作ったクールな楽曲)が最高にカッコイイ!! 最近のEUROPEは残念なことに捨て曲が多少ありますが、このアルバムには全くもってそんな曲ありません! 全曲スリリング!!ギターソロもギターリフも火を吹きそうです。 歌でも痺れさせてくれます!!
ジョン・ノーラム、4年ぶりのソロ作品。
再結成ヨーロッパや、近年の自身の作品ではダウン・チューニングや変則調律等、モダンな手法を取り入れてへヴィなサウンドを追及していたが、本作品ではタイトルが示す通り、全編に渡りブルーズ中心の楽曲が揃えられている。1曲目「Let It Shine」他、近年のジョン・ノーラム印のリフが聴けるが、何しろ曲がブルージーなので、ヨーロッパ風では無く、渋くて完全に雰囲気の違う感じに聴こえる。曲も素晴らしいが、ギターのサウンドがこれまた素晴らしい。自身のリスペクトする、シン・リジィやマウンテンのカヴァーも収録。
制作中に奥さんが亡くなるという、辛い時期を乗り越えて発表された本作に込められた思いは、ジョン自身が歌詞カードで述べているが、息子と共に写ったジャケット写真は、何とも泣かせる。音楽業界全般にソロ・アルバムというと、ミュージシャンの趣味的な趣向が強かったり、自己満足的な内容で終わってしまうような物も多く存在するが、本作は、かなり良くできたブルーズ作品であるので、ジョン・ノーラムのファン以外にも、ブルージーな音楽を探している方も是非どうぞ。
日本ではファイナルカウントダウンでブレイクしたヨーロッパの元ギタリストのソロ。バック陣は元ブルーマーダーのすんげええ~~グレンヒューズに似ている=ケリーキーリング=ヴォーカル/ドラムにゲーリーファーガソン=ゲーリームーアバンド/ベース=トムリリーである。やってくれましたって感じのハードロックアルバムであります、ジョンはこれでもかとひきまくっています、なんかふっきれています、ソロが爆発していますね~~~。頑固なまでのごりごり路線である。ブルーマーダーとの共通点が見受けられるね。そうそれはジョンサイクスもゲーリームーアをリスペクトしていたということだ。ポップアーティストの成功なんぞくそくらえとばかりにジョンのギターは炸裂している。シンリジー/ゲーリームーア/ヒューズスロールのファンならきっと気に入るはず。おすすめは10)healing ray であり、彼のいいところが見事に詰まっているすんげえものだ=この曲のテンションはやたら高い。そうこれはアルバムクレジットに書かれているように天才ギタリストゲーリームーアに捧げられている。 おれはこの文章をゲーリームーアに捧げる。ゲーリームーアは無敵なのだ。
毎回DVD連動奏法目当てで買ってますが何と今回はタッカン登場です!まあ殆どリフですが(笑)、それだけじゃ無く何とジョン・ノーラムの連動が入ってるのです!(こっちの方が嬉しかったかも)これでこの値段なら即買いでしょ! 文句言ったら罰当たります(笑)
「キャッチーでメロディアス」といった売れてた頃のEUROPEのイメージはここ最近全く見られませんが、最新作の本作でもそれは同じです。きっと彼らはこういう音楽をやりたいのでしょう。
本作のトピックはプロデューサー。IRON MAIDEN の片腕、ケヴィン・シャーリーを起用して、一体どんな作品に仕上がっているのか?
その答えは、意外にも「意外性が無かった。」、でした。再結成第1弾の「START FROM THE DARK」以降にみられるスタイルです。「START〜」ほどダークな世界観ではありませんが、良く言えば市場に媚びることのない、悪く言えばいまひとつパッとしない、ベーシックなハードロックです。 特徴的と言えば、ブルーズ色がやや強いこと。ジョン・ノーラムの最新ソロの趣味が持ち込まれていると感じます。タイトル・トラックは、結構「モロ出し」。ジョーイ・テンペストの声色もブルーズ向けに意図しているのか、それとも年齢によるものなのか定かではありませんが、若干艶が衰えた(渋みを増した)ような変化があります。
音楽は「売るため」に演るものじゃない。そんな彼らの姿勢が明確に打ち出された作品。僕はそう見ました。
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