以前から教育社会学の分野などでは様々な史料や統計を用いて、学歴と社会的階層移動の問題などが論じられてきました。最近は格差論がブームですから、その意味を認めるにしろ認めないにしろ、学歴がいろいろな場面で話題に上るように感じます。
しかし本書のように学歴、あるいはむしろ「学校歴」やそれにかかわる人々の屈託などをウダウダとほじくり返すような本は、あんまりないのではないか? その意味では貴重というか…
確かに、目の覚めるような洞察が開陳されるわけでもないし、大した結論が用意されているわけでもない。でも微妙な話題でありながら、本当にスイスイと嫌味なく読み進められます。個人的には、稲門会の結束の話が面白かった。
ただし、「でもアンタも結局、早稲田を出てるワケでしょ」という絡み方をするなら、話はそこでオシマイ。実際問題として、本書のタイトルそのものが嫌味だと感じる人も大勢いるでしょうしね。学校歴の話は難しい。
あと、単行本初版が2000年と、少々古いかもしれない。
最近の予備校では、2浪・3浪が増加傾向にあるという話を聞きました。滑り止めを受けないんだそうです。つまりハンパな大学なら行かないほうがマシという雰囲気が広がっているらしいのですが、著者はこういう状況についてどう論じるでしょうか。ちょっと聞いてみたい気がします。
友人から聞いていた通り、効果絶大!でした。 家族で使っています。
多くの健康指南・人生指南の本が氾濫しています。
基本的に他人の行き方は自分の参考にはならない。
でもこの本はなるほどと説得力があった。
つっこみをすればいくらでもあるが、本質的に
的をはずしていないと感じた。
言われている内容はシンプルだ。
ああだこうだ批判する前に、まず実行してみよう。
評価はそれからだ。
そう思わせるないようだった。
早速行動に移してみよう。
悪くない本です。
前評判では暴露本のイメージが強かっけど、読んでみると誰かを傷つけようと意図する内容ではなくそこには等身大の真実が書かれている。 離婚の前後に実際に起こった夫とのやりとりが大変リアルで、もし自分自身に置き換えたらどうなるだろうかと考えさせられた。 幼少の頃の体験談も含めて人間関係の難しさについてあらためて考えるきっかけができた。 飾り付けたり気取った表現や理解し難い表現もないので大変読みやすい本だ。
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