最近のコメディードラマには「薄っぺらさ」を感じていて、最後まで観賞するにはきついものが多かった。でもこの作品は第一話から惹かれるものがあり、楽しく観ることができた。上戸彩と大泉洋のキャスティングがよかった。下手な役者がコメディーをやると寒くなってしまうところだが二人とも表情にメリハリがあり、演技がうまくて、今作にはベストなキャスティングだと思った。テンポよくすすんで飽きさせないストーリー、劇中流れる曲、場面が変わるときの、波やはさみの演出もよかった。久しぶりに完成度の高いコメディーだった。
深夜枠のTVドラマは、リアルタイムには観てませんが、レンタルDVDで観ました。結構ハードな内容ながら、笑いを誘うシーンも多く面白かったです。 本作では、コミカルなシーンは多少あるものの、TVシリーズより社会の底辺で金や欲望にまみれて生きる人々の実態をリアルに描いています。闇金そのものが違法であることに加え、暴力やエロスなど、かなりキワどい内容ですが、終盤のアクションも含め、映画版らしい娯楽エンタテインメントになっています。
TVドラマでも主演を務めた山田孝之の怪演と存在感が何より大きいです。原作の巨体にコワモテのルックスのウシジマには若干迫力不足ながら、感情を表に出さない無表情の熱演だ。 冷徹なウシジマに出会い、借金地獄に陥る債務者を大島優子と林遣都がそれぞれ演じますが、人生のどん底まで追い詰められることで、思いがけない活力を発揮していくところが面白い。林遣都のチャラ男はけっこうハマリ役でしたが、フリーター役の大島優子がイマイチ。仲里依紗とか満島ひかりとかが演じていたらもっとリアルでドロドロした世界になったかも。まぁ、それ以上にさすがの貫禄を見せたのは自堕落な母親役の黒沢あすかですけどね(笑)。 狂気の男『肉蝮』を演じる新井浩文は、さすがに凄いです。「ヘルタースケルター」ではオネエ役を演じ、その演技の幅の広さに驚かされましたが、こういう超アブナイ役をやらせたら右に出るものない感じ。終盤の、ウシジマとの対決のアクションは、内面に向かいがちで、心理的にキツいこの物語を、外に向かってハジケさせてくれるパートでもあります。
楽に稼ぎたい、セレブになって認められたいといった安易な欲望や夢想を完膚なきまでに叩き潰す闇金という世界は、反面教師のようなもの。「金は奪うか奪われるかだ」と言い放つウシジマが本作の主人公ですが、実際は彼と係わる債務者の人生の顛末こそが物語の主役なのだ。
結局、良い人はいないし、人生正しく生きている人もいないし、お金はホント怖いし、ブラックな映画なんだけど、そこがどうしようもなく魅力的な作品です。
DVD映像を目当てに買ったのですが、意外にもCDの11曲目「Rise&Set」がいい感じです。 全体的にアイドル歌謡を詰め込んだだけという印象はぬぐえませんが、この曲だけでも元は取れたと思っています。 「お菓子の詰め合わせ」の中にひとつだけやたらおいしいお菓子を見つけたような気分になりました。
はまりにはまりました。美織ちゃん玉森くんにはまりました。絶対みるべき。間違いないです。
オリジナルと比べること自体無意味です。先入観も持たずに聞けば、やっぱり片瀬那奈の曲に聞こえます。彼女の声にあわせたような音作りだとおもいます。ただ、不満な点も7曲しか入っておらず、値段的に割高かなとも思えますが、彼女のファンだったら満足するでしょうし、彼女の声が気に入ってる人にとってもそれなりだと思います。
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