ミュージカル好きにとっては、
なんとも楽しい、クレイジー・ミュージカル。
とにかく、都合のいい話の連発だが、
そこが、なんとも朗らかでいい。
植木等が、飛んで跳ねて、
歌って踊って、とご機嫌になる。
面倒なことは言わずに、
楽しく見られます。
まあよくもこんな仕事をしてくれたものだ。 正に国家的大業であると言っても過言では ない。 各関係者に挨拶回りどころか、「参詣」したい所存である。 今までに出された 「クレイジーキャッツトラックス」「同 完結編」に加え、各メンバーが出演する東宝以外 の他の配給会社(日活・大映・松竹)からも音源を集めるという、正に難中の難事を 見事にやってのけた歴史的快挙だ! まあそれにしても、映画『竜巻小僧』での「CRAZY BEAT」や『ちんじゃらじゃら物語』の「ちんじゃらボッサ・ノバ」までCDに収めるとは ・・・、もう正気の沙汰とは言えまい。 1960年公開の日活「竜巻小僧」から’62年東宝「クレージー作戦 くたばれ!無責任」 までの53曲を1枚目に、’63年の「香港クレージー作戦」(東宝)から’65年「続・西の 大将 東の大将」(同)までの49曲を2枚目に収めた計102曲の超ボリューム版!! かけているプレーヤーが吹っ飛びそうなぐらいの、超ド級の内容となっている。 個人としては「さのさ~これが男の生きる道」(1枚目)と「無責任数え唄」(2枚目)を 推薦する。 植木等の名調子とC調なゴリガンぶりを遺憾なく発揮したこの2曲を聴くと 自然と腰が動き、手は頭の上で音頭を踊っている。 ここ最近ガッツリいかないとか、 悩みが多くて・・・などと落ち込んでいる人間にも特効薬となること間違いなし!! 全てが綺麗サッパリ発散・解消され、次の日から正に植木等そのままにスイスイ世の中が 渡れるようになるだろう。 勉強のお供に、そして通勤のお供に持って来い!のこの2枚、 とくとご静聴、いやご騒聴されたし!!!
一言でいえば、怪作にして傑作です。アクションの出来ない役者(植木等)にアクションをさせるにはどうするか?
奇才古澤と東宝が選んだのは金看板の円谷特撮のコラボでした。
生きていたヒトラー、精巧な偽札を使って世界征服を企てるネオナチ。
ハチャハチャな設定、テンポの良い演出、…特撮SFコメディと言うジャンルは海外でもあまり類例が在りません。
更に成功例となるとピンクパンサー3とオースティンパワーぐらいでしょう…
ちなみに今ではポピュラーな役者をピアノ線で吊す、ワイヤーワークはこの作品が世界初です。
あらゆる面で元気だった頃の邦画を知るには最良の一本かと…星は作品自体に四つ、逝去された植木さんの思い出にもう一つの五つとしました。
シャボン玉ホリデイ、昔毎週TVにかじりついていた頃をおもいだします。
お笑いのセンスは抜群、今風の軽い表面的な笑いとは違う、練り上げた
手間ひまをかけた真剣さを感じます。
できることなら日本TVの「シャボン玉〜」から植木等の「お呼びでない!」
をを抜粋して「お呼びでない全集」でもだしてください。
カラオケがユーミンと谷啓さんのバージョンがあり、練習もばっちり!さらに初回版のDVDでは猫のアニメーションがとってもラブリーでかわいいです。
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