このアルバムには夜が似合う。硬質かつ無機質なようでキッチリと popsしている音に幸宏と慶一のボーカルが絡み合う。 恋人たちの夜のような甘さはないけれど 1人で夜の首都高速を車で流す時には最高!! 海辺の工業地帯を眼下に見据えながら繰り返し再生する。 音楽とネオンの光が窓の外の暗闇に溶け込んでいく。
発売から1か月過ぎてようやく聴きました。
ネットの試聴で、あんまりピンとこなかったのでなんか先送りしてました。
しかし聴いたら、相変わらず年は重ねてもこの二人の事ですから
それはそれなりのレベルは保ってました、渋いし。
でもこのアルバム、残念ながら目玉のガツンとくる、核となる曲がない!
それが物足りなく感じる理由じゃないんですか?
運悪く書けなかったんなら「No Way Out」や「ちょっとツラインダ」とかの
セルフカバー入れても良かったような気がします。(最近のLIVEアレンジかっこいいっす!)
ちょっと幸宏色がいつもより強めで、Pupaっぽくなり過ぎたかもなあ…とも思いました。
サディスティック・ミカ・バンド、イエロー・マジック・オーケストラのドラマーとしてポップスの黄金時代を切り開いてきた高橋幸宏さん。 実力派ミュージシャンである高橋さんのセンスと人柄がにじみ出た、気軽で楽しいポップスの名曲ガイドブック。 サブタイトルに「私的」とある通り、高橋さんが音楽人生の中で出会った印象的な曲を、エピソードを交えて紹介しています。
音楽をこよなく愛する友人(というか先輩)が、酒を酌み交わしながら語るような、軽妙で楽しい雰囲気があります。 ビートルズからユーミンまで、なじみのある人々の懐かしい曲も数多く出ていて、タイトル名からその都度メロディーが浮かぶこともしばしば。 個人的には、私もジョージ・ハリスンが好きなので、高橋さんが“理想の音楽家像”として名前を挙げたのには、うれしくなりました。 また、ビートルズの「ア・ハード・デイズ・ナイト」のイントロがいかに大胆な発想であったか、という話なども「あっ、なるほどね」といった感じで興味深い。 良く知っている大好きな曲にも、ミュージシャンならではの見方があるんだな、との新しい発見も随所にありました。
ポップス好きの方、特に、演奏を手掛けている方(高橋さんのファンは言うまでもなく)には、こたえられない面白さだと思います。
87年の作品。つまり僕はこのアルバムを23年も聴き続けていることになるんだなぁ
当時、幸宏さんと慶一さんは30代半ばで僕は19歳。ホッコリとして枯れた曲の数々に
「オトナってカッコいい」と思いながら。。。
僕にとっては幸宏さん、慶一さんのそれぞれのソロ・ワークでも(隠れた)最高傑作
廃盤は酷いなぁ。。。
参加メンバーは当然のようにYMO関係の布陣。サカモトさんはストリングス・アレンジ、
ベースは細野さんに小原礼さん、バッキング・ヴォーカルにサンディさん、そして
若き日の小林武史さんがキーボード(当時はサザンのバック・メンバーでもありました)
今のエレクトロニカの、しかも唄モノの始祖と言うべきアルバム。他のビートニクスの
アルバム同様に再発していただき、静かに継承されていくべきアルバムです
20年くらい前にBNNという出版社から出たものを買って感心して読んだ。僕自身アップルというレーベルに集まってきた人達の全体像が知りたいと思うことが多かったから。ジェームズ・テイラーや後になんとあの「バジャー」のボーカルになるジャッキー・ロマックスらさらにMJQなどさらにFOOLっていう芸術家集団もいましたよね・・この統一性のなさというのが一体どんなものなのかずっと気になってました。(適当に集めたのだといわれればそれまでですけど)。その本が今回改定されて、ストレンジ・デイズから出版されました。まあ出るべきところから出たという感じです。その昔マジカル・ミステリー・ツアーがテレビで放映さた時、正直なんと言っていいかわからなかったけど、ストリッパーのお姐さんとボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドの2つがドーンと頭の中に入ってきた。この中に後のラトルズを出すニール・イネスがいたなんて後でびっくりの話です。この本じっくり読むと実に楽しい。ビートルズを聞き出して以来(もうすぐ50年)、僕の頭の中にいっぱい入っている断片的な人名が繋がっていく。こんな楽しいひと時はないです。 でもどれくらい売れるのだろうか。
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