歴史的な一枚だと思う。 個人的にそれほど好きな曲はないし、しょっちゅう聴く一枚ではない。 このアルバムの価値を上げている有名なエピソードがある。(受け売りです) ある時、GSランチャーズの喜多嶋と録音エンジニアの吉野が意気投合。 徹底的にビートルズの音を研究・再現し、会社に内緒でこのアルバムを録音した。 その結果、中・後期のビートルズっぽい音,特にベースは太くよく転がり、いい音のアルバムが出来上がった。 吉野はその行為が会社の知れるところとなり、フリーランスのエンジニアに転向。 このアルバムの音の良さに惚れ込んだはっぴいえんどは「風街ろまん」の録音を依頼したという。 これだけの録音をした努力は並々では無いはずで、タイムマシンがあれば状況をみて見たいと思う。 正直言って喜多嶋のボーカルは重すぎるし、楽曲はビートルズというよりもプログレ、悪く言えばやっぱりGSに聞こえる。 とはいえ、GSに身を置いた張本人がいかにGSから本物のロックに脱皮するか情熱をかけた本盤が無ければ、 日本のロックはもう少し遅れていたかも、 と思わせる力がこのアルバムにはある。
チープですが、決して陳腐ではない、可愛らしい映画。 チープなのに、ベッドシーンはディープな映画w 美術館で彷徨ったり、スタイリッシュなまっ白いお部屋にコロコロ、ちいちゃい可愛いおきものがあったり、 展開がかなり無理やりなのに先が見たくなったり・・・なんだか妙に全体的に面白可愛いのです。 チープチープ言って失礼なのは承知なのですが、全般的にカッコつけてなくて、というよりちょっとダサくて、 ヘンテコなのにやっぱり心に残る、妙に愛くるしい映画なのです。 西島さんも、他の映画はもどかしいくらいワルい男なものが結構ありますが、 この映画ではゆるーい感じで、妙にキュートなのです。(ベッドシーン以外 笑) 髪の毛に、垂直に寝ぐせが立ったりしていますww 喜多嶋さんも笑顔がとってもチャーミング。 なーんか 面白かったぁ。
・ライブイマージュでもおなじみのメンバーが多く参加した彩りのある作品で 過去3作と比べても、印象に残る曲が多く、聞きごたえのある一枚。 ・ニュース23のテーマ曲、バンドネオンの小松さんが奏でる ネスカフェ・ゴールドブレンドのCMソングなど、渋い曲が含まれています。 またNHK50周年を記念した6夜連続ドラマ「川、いつか海へ」を いろどった岩代太郎さんの名曲が、静かで優しい流れをつむいでいます。 宮本さんの包み込むようなオーボエの音が印象的です。 ・個人的に暗めの曲で、あまり好きでないものもあり、全体の統一感 という点で、星四つにしています。
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