バトル・オブ・ブリテン―イギリスを守った空の決戦 (新潮文庫)
ドーバー海峡を挟んで対峙する英独の航空戦を英国側視線で詳細に記録した本です。当時の日本が聴音機と目視、サーチライトの時代に既に英独はレーダーを利用した防空システムを構築していたという現実を見ると、英国を敵に回して戦おうと思う事自体が異常だったのだろうと思います。631頁もある厚い本ですが、初めて本書を手にした時はその内容の濃さと飽きさせない筆致に釣られて一気に読んでしまいました。 バトル・オブ・ブリテン―イギリスを守った空の決戦 (新潮文庫) 関連情報
サラ・ヴォーンとかエラなどの黒人のヴォーカルは、うまいんだけど、くどさが鼻につくこともある。このニコル・ヘンリーのアルバムは「適度に濃厚で、さっぱりもしている????」。いわば、黒人女性と白人女性のヴォーカルのい中間的ほどのよさ。それに、歌い方が知的である。なぜか、スイング・ジャーナルのゴールド・ディスクになっていないが、なって当然の出来。もちろん、買って損はない。ブルー・スカイ、クライ・ミー・リバーなどがいい。ほんとうに楽しめるて、飽きのこない一枚。エディー・ヒギンスは歌伴もうまい。(松本敏之) ティーチ・ミー・トゥナイト 関連情報
ワールド・イズ・ノット・イナフ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
と公開当時、銘打たれたブロスナン=ボンドの3作目。1999年の作品だが、今回のデジタルリマスターで画・音質共にアップされている。シリーズ中最長のシークエンス(タイトル前のアクション)は、ユーモアも効いてて圧巻!内容は、サスペンス色を盛り込むなど新機軸が見れる。適役のRカーライルは、不気味な怪演ぶりを見せてくれるが、黒幕は別に居ると言う設定が、その存在を少々希薄にさせているのが、残念。Sマルソーは、その昔『ラブーム』で仏の薬師丸ひろ子とアイドル視されていたが、今では脱アイドルの女優に成長。そして相変わらず美しい。ボンドガールのDリチャーズは、原子物理学者と言う設定だが・・・どうしてもそうは見えない。なんだか軽い・・・。この役、元々は保険調査員だったが、当時、ブロスナン主演の『トーマスクラウンアフェアー』での役柄と重なるので変更されたらしい。『ゴールデンアイ』で登場した元KGB役のRコルトレーンも再び出ていて→笑える。Qが、ボート共に去るシーンにドライな哀愁を感じたが、その後実際に事故死してしまった。合掌。今作からボンドの吹替えは、神谷明に代わって横島亘が担当しているが・・・声質がブロスナンに合っていない。個人的には、TV版の田中秀幸がベスト。★×3だが、あくまでもブロスナン=ボンドの他の3作品と比べて。本来は、★×4。 ワールド・イズ・ノット・イナフ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD] 関連情報