三谷氏の創作をまとめた本は過去にNow and thenシリーズの1冊として上程されていたが、それに続く三谷仕事総決算であり、デビュー時から最近までの主な作品をそれぞれ取り上げ三谷氏がその裏話を語る。共同著者として元ABブラザーズの松野氏も代替的にフィーチャーされているが、これは三谷氏の本というより松野氏から見た三谷氏の本なんだという趣向の割には松野氏のインタビューは正直当たり障りがなく、これではそこらの編集者がインタビューしても内容はほぼ同じになるのではないかという印象だ。過去に各媒体で三谷氏の語ったエピソード以上のものは引き出せていない感じだが、それでも三谷氏の語り自体が面白いので、語られる逸話は三谷作品のファンなら大変面白く読める。 三谷幸喜 創作を語る 関連情報
本田美奈子さんが可愛い! ということだけの一点突破作品か? と思いますが … ストーリーも、シッカリ見定めれば悪くなく、軽く気楽に観れますね。 ダンディーと私 [DVD] HMD-001 関連情報
ABブラザーズの事が松野大介側から語られている。コンビとして、生き残れなかった側としては面白くない部分があったと思うが、嫉みが強く書かれていて、みじめな感じたがした。実際、笑いとしては圧倒的に勝っていたとしても、それだけでは生き残れないの芸能界だと思う。当時、ほとんどの人が中山秀征の事を面白くないと感じていたと思うが、それでも、生き残った中山が逆に凄いと思った。実名でなく、別名で書いているところも卑屈さを感じさせたような気がする。ただ、芸能界に敗れていった男の生々しさは味わえる内容だ。 芸人失格 (幻冬舎文庫) 関連情報