重たい内容ですが読んでいて胸が熱くなりました。少年の父親の心情が繊細に描写されており、とてもいい作品でした。 Aではない君と 関連情報
本当に素晴らしい作品でした。私自身1人の息子の父親なのですが、いろんなことを考えさせられました。親と子供はどのように接すれば良いかや、自分は親と今までどのように接してきたかなど改めて考えさせられる作品です。命を奪うこと、生きることについて、今一度しっかりと考えようと思いました。世の中甘くはありませんし、現実は厳しいです。でも一筋の光が必ずあります。その一筋の光がどうなっていくのかは、私たち次第なのです。 Aではない君と 関連情報
重くて答えの出ないテーマを取り上げた作品です。どんな結末でも正しい回答なんてないし、それには同調も異論もあるかと思います。それぞれ重い過去を背負った男女3人を中心に周囲の人々を巻き込んでストーリーは読者を引き込みます。実際に起きた事件をモチーフにその犯人のその後が描かれていますが、深く関われば関わるほどいろいろと考えさせられます。私にとってはラストは釈然としないものでしたが、テーマからは明るい感じで終わるなんてことはないのですが、これも一つの答えという事でしょう。 友罪 (集英社文庫 や) 関連情報
紛れもない良作であり力作。原作モノとはいえ、脚本、演技、演出でしっかりと作りこんだら、観る価値に値する傑作になることを立派に証明した警察ドラマだと思います。一部エピソードでは直球人情系な昔ながらの演出も散見され一見するとベタベタな刑事ドラマに思えるけど、そのベタさを払拭する「見ごたえ」がいつもあった。“罪を憎んで人を憎まず”の椎名桔平の抑えた演技が印象的で怒りを押し殺して犯人を諭す時の表情が感情に訴えかけてきます。2回に分けて放送された最終章では犯人役に扮した窪田正孝の演技がずば抜けて素晴らしく、「世間から見捨てられた虚無感」を繊細に表現。桔平に事件解決のヒントを与える受刑者役の平幹二朗の重厚な存在感や、桔平と犯人の対峙、桔平の娘を襲った犯人の謎解きなど、見どころが随所に盛り込まれ、ドラマ的求心力がずば抜けて高い最終章に仕上がっていた。まさに最終回にふさわしい出来映え。とはいえ、これは刑事ドラマの悪いクセでもあるんだけど、桔平ら刑事が犯人の心情を語りすぎているキライがあり、順番交代で犯人を諭す演出は少々安っぽくも感じました。がしかし、全体の完成度からすれば気にならない。これは続編制作を強く望みたいところです。視聴率は良くなかったけど、新作長編の原作も発表されたことですし。 刑事のまなざし DVD-BOX 関連情報