山口朱美 商品

山口朱美 火垂るの墓 [VHS]

スタジオジブリ、高畑勲監督作品。幼いころ宮崎駿監督の作品だと誤解していた。悲しい結果にどうしても繰り返し見ようという気にならなかった。TV地上波の視聴率もそれを物語っている。20.9% 1989年 8月11日10.7% 1990年 8月17日14.5% 1993年 8月13日19.1% 1997年 8月08日18.8% 1999年 8月06日21.5% 2001年 8月10日15.1% 2003年 8月22日13.2% 2005年 8月05日*7.7% 2007年 9月21日*9.4% 2009年 8月14日わくわくする冒険談でもないのだからある意味已む得ない。しかし人間の弱さ、醜さをよく表現している。人間ひとりで出来ることの限界もわかるだろう。肉親を失う無念さは痛々しい程だ。実は宮崎駿監督はこの作品について批判的な指摘をしている。以下に引用しておく。火垂るの墓はあくまでフィクションであることを忘れてはならない。(フィクションではあるけど、もちろん名作だ。 現実と違う点もやはりあるという事を認識しておいて欲しい)個人的にはセツコを火葬した最後のシーンも違和感があった。昔は基本的には土葬中心であったからだ。東日本大震災の直後も火葬出来ず土葬された人々が多かったという報道もある。宮崎  『火垂るの墓』にたいしては強烈な批判があります。 あれはウソだと思います。まず、幽霊は死んだ時の姿で出てくると思いますから、ガリガリに痩せておなかが減った状態で出てくる。それから、巡洋艦の艦長の息子は絶対に飢え死にしない。 それは戦争の本質をごまかしている。それは野坂昭如が飢え死にしなかったように、絶対飢え死にしない。海軍の士官というのは、確実に救済し合います、仲間同士だけで。……それは高畑勲がわかっていても、野坂昭如がウソをついているからしょうがないけれども。戦争というのは、そういうかたちで出てくるものだと僕は思いますけどね。だから、弾が当たって死ぬのもいるけれど、結局死ぬのは貧乏人が死ぬんですよ。……/ 巡洋艦の艦長の息子は死なない、それを僕は許せないんですよ。日本における戦争の具体的なことをあいまいなまま、あの巨大な間違いの時期をすべて悔い改めようということでは、いっこうに戦争にたいするリアリズムが芽生えないと僕は思うんです。 (『ナウシカ読解 ユートピアの臨界』稲葉振一郎 pp.215-216) 火垂るの墓 [VHS] 関連情報

山口朱美 チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ DVD-BOX

現代のアニメと違って映像は悪い。CSでリマスター版をしているが、全然違う。内容は最高。 チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ DVD-BOX 関連情報

山口朱美

この映画を観ると胸が張り裂けそうになります。「かわいそう」とか、「戦争の悲惨さ」とか、そういった、題名をつけて括れるようなものではなく、非常に複雑で痛烈な感情です。それは、人間の真実を描いているからなのだと思います。戦争という絶対的な現実が覆い被さった時、コミュニティは、人は、自分が生き残ることに必死になり、弱者を顧みる余裕もなくなり、庇護者を失った子供達は社会に無視され、取り残されて行く。この映画では、その現実を、淡々と描いています。善も悪もなく、ただ淡々と物語は進みます。取り残された不安、絶望、妹を必死で守っていこうとする気持ち、無力である現実。そして、そんな中でも、小さな幸せに素直に喜ぶ姿。平和な世の中に生きる私たちも、そういう人間の美しさ、弱さ、そして、本当は醜さも、知っているから、この映画はこんなに心が痛くなるのだと思います。「戦争反対」のような強いメッセージも、冷たい大人への「批判」も、私には感じられません。批判も、正義感も、全て取り払って、じっくりと観て欲しい映画です。 関連情報

山口朱美 むこうぶち5 氷の男 [DVD]

ギャンブル狂の数学者を迎え撃つ(打つ)「カイ」。役者の袴田演じるカイも5話目を迎え板に付いています。麻雀闘牌シーンも敵の読み(主に牌効率)の解説台詞などもあり、マニア向け。ストーリはお粗末だが闘牌シーンがリアルに再現されているのでマニアには毎回楽しい作品です。 むこうぶち5 氷の男 [DVD] 関連情報

山口朱美 オペラ・ギャラリー50

本屋さんをのぞけばいろいろオペラガイドが出ていますがたいていのオペラガイドといえば、専門家が書くものと決まっているからなのでしょうか・読んで面白いか?・本として成功しているか?というあたりはかなりどうでもよく作られています。でも、このオペラガイドは別格!!!思わずオペラを見に行きたくなること間違いなしのうえ本だけでも十分楽しめてしまうのです。内容も入門者には十分すぎるほどの情報量でありながら読んで楽しい、広げて可愛い。本作りのプロの技です!こんなオペラガイドが出るあたり、日本のオペラ鑑賞人口も厚みが増してきたのだな〜と嬉しくなります。 オペラ・ギャラリー50 関連情報




Loading...


ここを友達に教える