原爆投下日 商品

原爆投下日 オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1 二つの世界大戦と原爆投下

NHK-BSでこの番組をやっていたそうなのですが私は観ていなかったのですが、読んでみるとアメリカの真の姿を描いており、ページ数もさることながら読み応えがあります。第1巻では、1870年代からの資本家と労働者の対立から始まっているのですが、馴染みがないせいか読むのがちょっと辛い感じですが、ニューディールの頃から俄然面白くなってきて、太平洋戦争の終わりまでを描いています。著者の思い入れが強いせいかもしれませんが、この本を読むと、大統領といっても一人の人間で、どうしようもないこともしてしまうんだなぁ、と思わされてしまいます。この本の中で、第2次世界大戦のルーズベルト大統領の頃までは、ソ連とアメリカとの間に連帯意識があったことは意外でした。戦後の冷戦を考えると信じられないですよね。しかし、ルーズベルトが日系人を強制収容所に隔離した政策、また、トールーマンと原爆投下の話を読むと怒りが込み上げてくるのも事実です。 オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1 二つの世界大戦と原爆投下 関連情報

原爆投下日 原爆投下とトルーマン

 本書は、原爆投下の正当化する理由として、原爆投下は、日米戦争の戦争終結を早め、米兵100万の命を救うためとの米国指導者の主張を退けている。 なぜ、原爆を投下したのかという理由として、 戦争の早期終結 マンハッタン計画の費用の正当化 ソ連との交渉での立場を強化するため 原爆を使用しないという動機の欠如 日本に対する人種的偏見 これらの理由が組み合わさって、原爆投下の容易かつ明確な決定を導いたとする。 本書の特徴として、米国の日本上陸作戦が必ずしも米国将兵の100万もの損害をもたらすものと米国が予想してはいなかったこと。また、無条件降伏という戦争終結に対する日本側への要求を下げれば、さらに容易に日本が降伏していたことをも論証している。 読みやすく、内容も妥当である。 原爆投下とトルーマン 関連情報

原爆投下日 原爆投下決断の内幕〈下〉―悲劇のヒロシマナガサキ

ヒロシマとナガサキへの原爆投下の過程を知るための一環として、特にルーズベルト大統領が急死した直後のアメリカ指導部の人間模様を知るために本書(上下)を購入した。影の人間としての振舞いが多いバーンズ国務長官。その長官をだんだんうとましく感じていくトルーマン大統領。原爆投下という《やましさ》を払拭するために《アメリカの正義という神話の創出》にやっきとなったスティムソン陸軍長官ほかのマンハッタン計画推進者たち。これらの人々の動きが医者のカルテを見るように目の前に展開する書物となっている。原爆投下の事実上の決定者だったらしいバーンズ国務長官がどういうタイプの政治家であったかを知る上で、かなり貴重な手がかりを与えてくれる。 原爆投下決断の内幕〈下〉―悲劇のヒロシマナガサキ 関連情報




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