新潮文庫版『全集』(全三巻)の第一巻。 有名な「仏法僧」のほか、「ライオン野郎」、「咬ませ犬」、「ハブ」、「爪王」、「骨の影」の6編が収められている。昭和30年代に書かれたものばかり。 「仏法僧」は、ブッポウソウと鳴く鳥がフクロウの仲間であることを知らしめた作品。これと、ニホンオオカミを扱った「骨の影」は実録風。内容は貴重だが、読み物としてはいまいち。 残りの4編は動物小説。良くも悪くも戸川的で、ワンパターン。動物と人間の交流や戦いが厳しい筆致で描き出される。人間のエゴイズムが悲しげに批判される。しかし、人物も構成も薄っぺらい。 こういう小説がもてはやされた時代もあったということか。 戸川幸夫動物文学 1 (新潮文庫) 関連情報
日本犬の話が5話入っています。それぞれ犬と人との強い繋がりが描かれていて、とても感動します。ちなみにわたしは泣きました!!そして、この物語に出てくる犬達はすごく格好いいです。ペットで犬を飼っていない人でも絶対感動します。単なるペットと飼い主との友情という話ではありません!ぜひこの本をおすすめします☆ 高安犬物語/爪王 (地球人ライブラリー) 関連情報