フィリー・ジョー・ジョーンズ 商品

フィリー・ジョー・ジョーンズ フィリー・ミニヨン

グループ全体よりDexter Gordon だけ光っている感じ。偉大なDex. フィリー・ミニヨン 関連情報

フィリー・ジョー・ジョーンズ リラクシン

<リラクシン/ Relaxin' with The Miles Davis Quintet>、わたしは<歌に拘っていた>50年代のマイルズ・デイヴィスが好きです。そして、特に、リラックスした、美しくチャーミングなこのマイルズのアルバムを好きです。Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds) 1956年の録音です。素敵なバラードの数々が、普通のテンポ、ミディアム・テンポ、アップ・テンポでそれぞれ演奏されます。そのなかで、スイングの塊のようなソニー・ロリンズの<Oleo>は心が躍ります。コルト・レーンもすてきです。ガレスピーの名曲、<Woody'n You>以外はマイルズはミュート・トランペットで演奏しています。このアルバム、オープンとミュートの魅力も存分に楽しめます。<リラックシン’>のタイトルにふさわしく、このアルバムはスタジオ録音であるのにも拘わらず、まるで、寛いだジャズ・クラブでの演奏のような親密さを感じます。Ira Gitler さんのライナー・ノートには、最初の曲が演奏される前に、マイルズ・デイヴィスが<" I'll play it and tell you what it is later."/ まず、演奏するよ、曲名はそのあとで言うよ>とい言って、このアルバム、屈指のチャーミングな曲、<If I Were A Bell>を演奏した様子が書かれています。ところで、中山康樹さんが、<もっと面白いのが、<Woody'n You>が終わった後だ。プロデューサーが、「OK?」と聞く。次の会話が聞き取りにくいのだが、プロデューサーかメンバーの誰かが、「もう一回やろう」みたいなことを言う。そこでマイルスは、苛立ち気味に「ホワイ?」と吐き捨てるように言うのだ。ここですっとぼけているのがコルトレーン君である。緊張が走っているというのに、「栓抜きどこ?」とのんきなことを言っているのだ。コルトレーンには、こういう無神経なところがある。マイルス同様、この人も自分のことしか考えていないのだ> と <マイルスを聴け!>で書いていらっしゃいますが、わたしには、マイルズのあの「ホワイ?」の口調はまったく苛立っているようには聞こえません。Ire Gitler さんは書いていらっしゃいます:At the end we hear Miles say, "Okey?" and Bob Weinstock, in jest, tells him to " do that once over."Miles asks, "Why?" but Coltrane, unconcerned, looks for the beer opener.プロデューサーのボブ・ワインストックは、「どう?上出来だろー?」とマイルズが言ったので、冗談に「いや、もう一回、どー?」とふざけたのです。それに対してマイルズは「なんでじゃ、そりゃー?」、「ホワーーイ?」と言ったのです。ここから伝わってくるのは、演奏の終わった和やかなリラックスした雰囲気です。コルトレーンの「ビールの栓抜きは?」の声もとても素敵なので、アルバムの締めくくりにふさわしいと考えたワインストックは、ちゃんとそのまま残したのだと私には思えるのですが。<のんきではない、自分のことしか考えないような人ではない コルトレーンとマイルズと、素晴らしいザ・リズム・セクション>のリラックスした最高のジャズを楽しめるアルバムです。超・五つ星!!!! リラクシン 関連情報




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