リッツ・カールトン 超一流サービスの教科書 (日経ビジネス人文庫)
理屈や理論ばかりでどう実践してよいかわからない営業本やマーケティング本が多い中で、この本は、サービスを通じて、人と人とのビジネスの姿勢を問うている。「わからないことはこのマニュアルをクリックして〜」という類のビジネスが蔓延しているが、そのようなサービスや顧客への姿勢がいかに下劣(あくまで個人的意見)かを気付かせてくれる。営業やマーケティングのもっと本質を教えてくれる本であった。(リッツに泊まったことがないので実態は知らないが、そんなことはどうでもよい) リッツ・カールトン 超一流サービスの教科書 (日経ビジネス人文庫) 関連情報
なにより、今まで表に出てこなかった俵屋主人の本であること。俵屋の雰囲気を感じられる写真も良かったです。 俵屋相伝 (受け継がれしもの) 関連情報
おそらく私には一生縁が無いと思われる京都の高級旅館「俵屋」そこに関わる人々越しに京都文化を伝える素晴らしい本でした。槙のお風呂を専門に洗う(磨く)職人さんの存在を私は初めて知りました。大工さん、左官さんなど建物に関わる職人さん、お庭、調度品、家具に関わる職人さん。関わる全ての人々が「俵屋」の魅力を紡ぎ出しているのだと感じました。著者である村松友視さんの品のある、無駄のない文章がその魅力をよく伝えてくれています。先日、外観だけでも…と「俵屋」を見に行きました。ちょうど工事中で多くの業者さんの車が停まっていました。どっしりとした建物を囲う長い壁は、やはり出入りする者を選んでいるような厳格な雰囲気でした。さすがに宿泊することはできませんが、お豆腐やさん、お漬物やさんなど食べ物系のお店ならほんの少し気分を味わえるかも…と、次の京都へ行く際の楽しみが一つ増えました。 俵屋の不思議 関連情報