ポイズンがポイズンたらしめた名曲「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」を収録した2ndアルバム。また、氷室京介とのコラボ曲も収録。初回プレスは、塩ビスリップケース仕様、フォト・ミニポスター封入だった。
4曲目の「SINCERELY」と5曲目の「ONE」は作詞・ポイズン×作曲・氷室京介(元BOφWY)、6曲目の「If you love me,don't forget me」と12曲目の「REAL LIFE」は作詞・ポイズン×作曲・花田裕之(当時ザ・ルースターズ)、9曲目の「BREAKIN' THROUGH THE NIGHT」は作詞・ポイズン×作曲・土屋公平(当時ザ・ストリートスライダーズ)、と数々のアーティストとのコラボ曲を収録しており、ロック色が強いアルバムに仕上がっている。この時期のポイズンはまさに日本のロックスターの象徴だったと言えよう。「HIGH LIFE」は日本のロックアルバム100枚に選ばれること間違いなしの名盤だ。
また、氷室京介はポイズンとのコラボ曲を自身のアルバム「beat haze odyssey」でセルフカバーしており、「氷室京介にとっても思い入れが深い楽曲となったのだろうか、ポイズンへのリスペクトなのだろうか、「ONE」をラストに収録している。グレートだぜ。
ドラマGTO、およびその主題歌だった"Poison"のヒットにより、
反町隆史の人気が絶頂に達していたころのライブを収めた作品です。
ライブと一緒にオフショットも収録されており、
お参りする反町、衣装を選ぶ反町、ライブで使うギターを選ぶ反町など、
反町ファンには必見のDVDであるのは間違いないでしょう。
ライブの方は、1曲目の"High Life"から早くも反町ワールド全開。
もはやベースは必要ないんじゃないかと思うほどの低音ボーカルが響きわたります。
そして2曲目に早々と"Poison"が演奏され、会場の熱気はMAXに!
3曲目の"For Tomorrow"は、アルバムではミディアム
バラードといったアレンジでしたが、
ここでは「まだまだ攻めていくぜ!」という反町からのメッセージが伝わってくるハードなアレンジになっています。
こういったところもライブならではの楽しみでしょう。
その後も、氷室京介作曲の2ndシングル"One"や
「社会の歯車で終わりたくない」と、初期尾崎の魂が乗り移ったかのようなリリックが炸裂する"Getting My Way"、
紅白でも歌われた、もはや反町のアンセムともいうべきデビュー曲"Forever"、
反町の独白とも思えるMCの後に歌われる"メッセージ"など、
出し惜しみなしの選曲に、ファンならずとも心掴まれてしまうことうけあいです。
さらに嬉しいのがアンコール。
反町の「ポイズン!」のシャウトと共に、本日二度目の"Poison"のイントロが!
このまさかのサプライズに観客は暴動寸前の盛り上がり!!
反町が「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜♪」と歌えば、「ポイズン!」とレスポンスする観客。
会場が完全にひとつになった瞬間でした。
演奏が終わり、「Thank you! 楽しかったです」と言ってステージを去っていく反町。
その後ろ姿に、テレビの前ということも忘れ、
「ありがとう・・・」と呟いてしまったのは私だけではないでしょう(涙)。
本当に素晴らしいライブ作品だと思います。
なお、GTOで共演した
藤木直人クンや、Mr. I can flyこと窪塚クンが、
俳優業そっちのけで音楽の道に走ったのも、反町の影響が大きいのは明白でしょう。
周囲をも巻きこみ、どんどんビッグになっていった男、反町"ポイズン"隆史。
彼が90年代の終わりに巻き起こした風は凄まじかった・・・。