メ
タリカのオフィシャル物では安いですが、思ったほどパンチ力はありませんでした
現在、へヴィメタル業界でこのようなお金のかかった作品を作れるアーティストはメ
タリカだけである。
この事実だけをもってしても見る価値、買う価値あり。
私は本作品は通常3D、IMAX3Dで鑑賞済み。
(ちなみにIMAX3Dの映像体験はとんでもない。自分がステージ上にいるような錯覚に陥った。)
ライブ映画(ライブDVD)って個人的にはけっこう全部通して鑑賞できることが少ない。退屈なことが多いのだが、この映画は程よく
コンパクトで絶妙だ。映画も2回見ても全く飽きなかった。
本編についてふれる。
デハーンのシーンは正直、鑑賞前は懐疑的だったが、意外にマッチしていて自然だった。デハーンのシーンがないと逆に単調になった可能性さえあると思う。
意外だったのは、Ecstacy of Goldでがんがんに盛り上げるのかと思ったら意外にさらっと1曲目のCreeping Deathに入ったことである。同じく、終わりもけっこうあっさり。。。。と思いきやあの曲が始まる。。。うん、いいセンスだ。
個人的には、
この映画は90年代中盤にリリースした名作DVD「CUNNING STUNTS」の進化版であると思う。(私はこれがメ
タリカ史上最高の映像作品と評価していました。)
ライブアルバムではなく、映像作品なので視覚的なイメージは決定的に大事である。
「CUNNING STUNTS」は、
・特殊なラウンドステージ→ELLIPSEステージ?
・JAMES HETFIELDのギターを持った立ち姿のかっこよさ、ステージを動き回るカッコよさ
・映像のアングルのよさ
・影と光のコラボレーション
を兼ね備えた異常にレベルの高い映像作品であった。
本作品は上記にさらに下記がプラスになった。
・今までのライブのハプニングを再現(LOADツアーの事故の演出からGARAGEライブ、JusticeForAllツアーの女神像崩壊)
・デハーンのシーン
・アルバム
ジャケットを再現したステージセット
・映像アングルのさらなる進化
・絶妙な編集
・3D映像体験
私が本作品で心配だったのは、JAMESの外見の劣化である。
おじさん化しておなかがぷっくりのJAMESを見続けていたため、今回の作品に向けてJAMESがダイエットして
体重を絞って臨んだことは本当に評価に値するし、本気度が伝わる。この映画のカッコよさを加速させた。
JAMES兄貴を見るためだけでも価値がある。JAMESがすくっと立ってONEのイントロを弾いている姿を見てくれ。かっこよすぎる。必見だ。
そういえば、
metal up your ass の便器が出てこなかったな。seek and destroyもカットされていたな。この曲は食傷気味なので全然いいんだが。。。。