作品自体のレビューはされつくしているし映画自体は私も5つ☆。時が経過した今こそ冷静なレビューができると思い書きました。何と言う神のいたずらか2003-04海外にいた私にはこの作品があることが分からなかった。2005年3月、ある雑誌の表紙に惹かれて読むと、『スウィングガールズ』に出演の話と解説が書かれていました。これが全ての始まり。すぐにAmazon.co.jpで予約して入手。今となっては幸運と思います。
プレミアムDVDの外箱から3枚のディスクを取り出すと製作者の作品に対する思いの強さが分かった。全く知らない状態からこのプレミアムDVDを見たら驚くだろう。贅沢すぎる。おまけにねずみのマスコットまで付属しているし。
・・・それから3ヶ月、再上映も観にゆき、DVDは100回以上観ています。演奏に感動するのは勿論のこと、出演者の個性が生かされているのが素晴らしい。矢口監督同様、待ち時間に自然に始まった演奏の輪に入りたい、
スクリーンの中に溶け込みたい作品です。ドキュメント
タッチのメイキングも、海外での演奏の映像も、Jazzの解説や、ヘタウマな編曲、楽しくて可笑しいオーディオコメンタリーと充実。
1つ惜しいのは
英語吹き替えは無しでもリージョンフリーにして欲しかった。
何故か私の所に海外から発売予定の問い合わせが入ります(笑)
映画のおもしろさ!スウイングすることの楽しさがものの見事に伝わってくる作品。ほぼ、素人のガールズたちがたった3ヶ月という練習期間でかなでているとは思えない最後のリアルな演奏がとてもかっこよく見える。彼女たちの成長と重なるかのように進んでいく映画にもまたぐいぐいと感情移入できる。朴訥な米沢弁を、思う存分使いこなし、元気にあふれ、主人公の想いを分かりすぎるほど伝えてくれた
上野樹里の演技も最高。ちゃらんぽらんでトラブルメーカーの主人公なのに、むしろけなげで、一途で、負けない姿に大感動。最高のはまり役に見えた。たくさんのエネルギーがもらえる傑作だず~!
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だ、そうです。(DISK2で監督が言ってました。)元気な笑い顔や、走る姿、サックスを吹く姿、まさしくそのとおり。本編の裏音声でも、「あたし何時でもできるよ、友子。」とも言ってたし…
でも、彼女以外のガールズ(アンド ア ボーイ)も、かなりはまっていたと思います。
最後の演奏シーンをいかにかっこよく見せるか、それまでとのギャップをいかに強調するかに勝負がかかっていたように思います。(ドラムが一番かっこ良かったか?)
よく、ウォーター・ボーイズとの比較論を目にしますが、あれはあれ、これはこれ。あまり意味をなさないと思います。
東北弁ということで、必要以上に濁点を付けるのは気に入りませんが、いずれにしても評価は☆5です。