とても読みやすくておもしろかった。
南太平洋というと楽園イメージが強いけど、リゾート化していない
小さな島で地道な発掘
調査をしている考古学者がいるのに驚いた。
文体が簡潔でやさしく、
調査の様子と学問的な背景などが,エピソードを
おり込みながらバランスよく配されていて、専門知識がなくてもすらすら読める。
なんでも腐ってしまいそうな熱帯の島だけど、昔の人が使っていた貝で作った
斧や腕輪などがみつかるし、鶏や豚の骨を調べると、どこから人が来たのか
わかる。サンゴ島では作れない土器もたくさん見つかって、それを使った謎解きも
おもしろい。
女性考古学者・・という副題に惹かれて手にしたが、著者は
女であることを売りにはしていない。むしろ、世界の考古学者と
互して研究を続けている様子が本から伝わってくる。
考古学は男の世界というイメージをもっていたが、女性でも
こんなにスケールの大きな仕事をしている人がいることを知ったのは
収穫だった。
以前ビデオに撮っておいたのだがプレーヤーが壊れてDVDで買い直して観賞し直した。若いころ見た当時のあこがれの俳優が今見ると皆映画の上では自分より年下で全く違う目で見ることができた。年配者にとって、古い映画を見るということはこういう楽しみ方もあるのだ。この映画は見れば見るほど作為的でわざとらしいことこの上ないのだが、曲と南太平洋の雰囲気に素直に入り込めばよい。今の若い人でも楽しめるはずだ。字幕は以前は「日本軍」となっていたように記憶するがDVDでは「敵」とやわらげられている。ま、確かに我々日本人としては愛すべき主人公が日本軍と戦うのは複雑な気もするが、現代日本史をあまり知らない若い人が字幕で見ている限りそれについては何にも問題なく感動できる。
ともかくこの映画には、思い出がぎっしりでヴィデオテープやLD(VHDまでも)で発売される度に買っていました。以前同じ発売元からDVDが発売された時には飛びついて買いましたが、ワイドテレビには対応していず、テレビ側で画面を拡大せざるを得ず、画面も多少荒かったので残念でした。今回のこのヴァージョンはワイドテレビに自動的に対応し、画面も良くなっているようです。音声は以前は5.1だったのが今回は5.0サラウンドでこの点は音声を無理に加工していないという事で良いのかもしれません。
内容は言うまでもなくロジャース・ハマースタインの名作中の名作で主演のミッツィー・ゲイナーの魅力が最高に発揮されています。 ロッサノ・ブラッツイの吹き替えに往年の名歌手ジョルジョ・トッツイの声を聴く事が出来るのもうれしい、もちろんこの映画には出演していませんが、かのショーン・コネリーが多分巡業で、このミュージカルの水兵を演じて歌ったり踊ったりして記録があります。ともかく、楽しい一枚です
32年前、中学生になって初めてみた洋画が「南太平洋」。ボラボラ島かな?外国ってこんなにきれいなとこなのかと感動してみていた自分をはっきりと覚えています。魅惑の夜、バリハイ、ハッピートークなどたった一度だけなのに未だにそのメロディーが鮮やかによみがえってきます。私にとっては最高のミュージカルです。しかし残念なことにDVDがされてないですし、VHSもほとんどが品切れ状態、レンタルビデオもなかなか手に入らないです。幸いCDのサントラがありますので、あのすばらしいシーンをよみがえらせることができます。是非聞いてみてください。