これが出た頃は確か９０年代中ごろで、当時ビートＵＫという番組でいきなり初登場１位になり、その後４週連続くらい１位をキープしていましたが、ちゃんとしたアーティストなのか業界仕掛けのパチモンなのか判らず、ミステリアスな存在でわくわくしたのを憶えています。シングルのバックオーダーも凄かったそうで、民放のニュースに流れるくらい売れたとか。評論家の人が策士Trevor HornやらMalcolm Mclarenが後ろで暗躍しているのでは、という推測が流れたりもしました。
今はそういう余計な情報をとっぱらって音楽としていいかどうかで判断したいと思いますが、珍しく聴き直してみたところ、現在聴いてもよく出来たグラム・ロックに思えました。
何でもメンバー全員音楽が仕事ではなくアートの一環で作成された作品らしいですが、プロダクション等かなり金のかかった感じで、やはり裏で誰か名のあるひとが糸をひいていたとしか思えないクオリティで、誰かその辺の事情に詳しい方がいたら教えて頂きたいですね。
黙殺された2ndともども、これも９０年代の混沌とした音楽シーンを象徴する作品だと感じました。

T-REX 、マークボラン　などの
グラムロック好きなら絶対買いです！
ヴォーカルのヴィブラート加減もたまりません。