なぜが、ヨーロッパ系のいい映画、パルムドール受賞でもDVDをあまり作らないのか、すぐプレミア価格。レンタル屋にもない。はっきり行って、グラミー賞なんて殆んどクズ作品(いかにも狙ったお涙、家族愛のアメリカ主義)ばかり(ゴッドファーザーとか凄いのも少しはあるけど)カンヌの方が断然、センスがイイ。この作品もそうだけど、アンダーーグラウンド、ふたりのベロニカ、ビフォア・ザ・レイン、等々、綺麗な映像で見たいけど、DVDが高い。
パリ18区夜もレンタルしたいなぁ。日本だとサブ監督の初期3〜4作品もレンタルできればなぁ。ホント、いい映画を安く見れるようになって欲しいなぁ。
バッハや
モーツァルトの素晴らしさは言うまでもないが、今では手に入りにくいリート集も見事。中でも「水車小屋」。完成度から言えば、彼自身の後年の録音の方が高いし、美しさから言えばこれより美しいものは他にもある。しかしながら、これほどまで主人公の心情に肉薄した生々しい演奏は、他には見られないのではないか。愚かしいほどまでに純朴な青年の、それゆえに純度100%の恋心から生じる喜びや焦り、悲しみが、いささかのわざとらしさもなく歌いこまれ、現代では鼻で笑ってしまいそうな恋物語が現実のものとなって迫ってくる。他にも、シューマン、ヤナチェックなども素晴らしい。テクニックだけではなく心で歌われる歌唱だ。この人が60を越しても現役として舞台に立てていた理由がよくわかると同時に、
ドイツ系声楽家の王道を行っているように見えながら、実は非常に個性的な歌い手だったこともよくわかる。
それにしても、これだけの名演の中に、手に入りにくいものが多数あるというのは、実に残念なことだ。リヒターとのバッハだけがヘフリガーの全てではない。分売・再販を強く希望します。
第1章 「正義」のイヤらしさ
第2章 他人の秘密は蜜の味
第3章 スクープかフェアネスか
第4章
奈良少年調書漏洩事件
第5章 「週刊
新潮」大誤報事件
第6章 この世はウソの地雷原
第7章 足利事件―誰が捏造したのか
第8章 名誉棄損―高騰して何が悪い
第9章 リスクとチャレンジと謝罪
第10章 有料ジャーナリズムの終焉?
著書によってムラがでるのはしょうがないのか。
新書でジャーナリズムの現状をバッサバッサと扱っている本書は,ページの制約のせいか,深まらずにいるのが惜しい。
ページの制約なしに出版された他の本は,読み応えがあるものも多いが,こういうタイプのものは苦手なのかしらと思わせてしまう。
取り扱う題材や,真正面から取り組んでいるところはちゃんとされているので,ますます惜しい。