フルコンプいたしましたので、レビュー致します。
PS2版ワンド1・FDと、ワンド2はコンプ済みです。
ゲーム内容は、ヒロインのもとにある日突然妖精が現れ、
助けてもらったので恩返しがしたいと、ヒロインのたどる
様々な未来の可能性から、特に喜んでもらえるであろう
「ワンド1FD後の舞踏会」「ワンド2エンドのその後」
「ワンド1のストーリー途中、ヒロインが魔法で子供に戻る話」の
3場面を夢で体験するショートストーリーと、ミニゲームとして
妖精と遊んだり、一緒に攻略キャラにイタズラ出来たりも出来ます。
もちろん今作をプレイする前に、ワンド1・FD・ワンド2の全てを
プレイしてからが一番ベストだと思いますが、最低ワンド1かワンド2の
どちらかのみをエンドまでプレイしていれば、キャラ自体は根本的に1・2で
ブレていないので、十分楽しめるのではないかと思います。
シナリオですが、「ワンド1FD後の舞踏会」「ワンド2エンドのその後」は
とにかく糖度が今までプレイした乙女ゲーの中で一番甘いです!!
ですが、イヤミのある甘さではないので、もうお腹いっぱい…。となる事が無く、
最後まで飽きずにフルコンプ出来ました。
しかもただ甘いだけでなく、「ワンド1FD後の舞踏会」→「ワンド2エンドのその後」の
順で同じキャラをプレイした際、外見はもちろんですが内面の成長がちゃんとシナリオに
反映され、成長した上での恋愛・友情が丁寧に書かれていて、素晴らしいの一言です。
「ワンド1のストーリー途中、ヒロインが魔法で子供に戻る話」は、
ドラマCD”ちいさなまほうのものがたり”を聞いた人は、より楽しめる内容になっており、
公式ブログから起用の妖精もですが、まさにワンドシリーズのファンであればあるほど
プレイして幸せになれる、ファンの為のFD!ゲーム
タイトルに偽りなしです!!
若干ネタバレになりますが、個人的にはワンド2のアルバロのハッピーエンドをクリアしてから
今作をプレイされることをお薦めします。今作のグランドフィナーレを迎えたあとに、
タイトルロゴにまで製作者さんの愛を感じずにはいれなくなるほど感動しますのでゼヒ!!!
今回はプレイ中不具合も見当たらず、スチル絵も素晴らしく新衣装・新キャラ・新たな立ち絵
ポーズ・表情も書き下ろし満載で、どれだけ製作者さんが妥協せず作り上げたか努力を考えると、
本当にこんな素敵な作品をありがとうと感謝の気持ちでいっぱいになりました!
特に「ワンド2エンドのその後」の各キャラエンディング・グランドフィナーレは幸せと感動で
感無量になり、涙してしまいました。
今までプレイしたFDの中で、一番FDとして完成したFDでしたし、ワンドシリーズ自体が
1つの物語として、とても完成した乙女ゲームではないかと思います。
何か乙女ゲームにチャレンジしたい!と探している方には、心からお薦め出来るソフトです。
本編「P.B.B」も大好きながら、このスパイラル作品もより
大好きでしたので、ドラマCDが子安武人×中村悠一と知って
小躍りしました♪…とにかくキャスティングは超豪華。
ほんの脇役キャラまでもが合っています。
ゲイの若手有名
建築家・牧志青は、元ホストで現ガテン業の
忍が、同棲相手の純祐と相愛でありながら彼を忘れられずにいた。
そんな時「忍」と名付けていた飼い
猫を巡って、若い枠大工、
こちらもゲイの大木浩太と出会う。
「大人の美人」を好む牧の嗜好と正反対の、子供でツンデレな浩太。
やがてお互いに優しさと不器用さを共有する2人は惹かれ合い、
恋人関係に。しかし牧の元彼御園生や忍の存在で、つい不安になり
いつも破局を思ってしまう浩太。もどかしい凸凹カップルの行方は?
とにかく鹿乃作品らしいスピーディでコミカルなノリの中に、
切ないシリアス味が隠されているのが良い。
いつもはデレデレなスケベゲイ牧も、実はしっかり一本筋が通った
大人の男で、恋愛失敗の繰り返しですっかり自信喪失してしまっている
浩太を包み込む。子安&中村の演技も、そんな2人を見事に表現。
ただ、忍役の交代が残念。遊佐浩二が大好きなので、なかなか以前の
イメージを払拭出来ない。ただし、森川智之の存在感はいつもながら
強烈。今回は脇役なのに、登場と同時に場を支配してしまう。
原作1冊丸々しっかり音声になっています。ただやはり原作を読んで
からの方が、シーンを克明に描けるので、先読みお勧め。
ドラマCDとしては、とことん美味に食べ尽くせる濃厚な内容でした!!
2の本編からするのをおすすめします。
FDは、あたりまえですがネタバレ満載です。
とっても甘いお話がつまっているFDなので、
本編のシリアスに耐え切れない時に補充しながらやりました。
幸せな未来が待ってますので、頑張って耐えてから
FDに取り掛かったほうが、感動が増す気がします。
頑張ってください。
3年後のみんなが素敵すぎます。
スタッフの方のユーザーに対するご褒美でしょうか。
おすすめです。