まずうれしいのが「
どろろのうた」
冨田勲がシンセに行く前、すばらしいメロディメーカーであった
という事実を思い出させてくれます。
他の曲も、他に収録されてない音源てんこ盛り。
スカイヤーズ5のサントラか?と思ってしまう
ジャケットに惑わされないで。
ライナーノートも楽しめます。
かつてクラウンから発売されたことのある(一部、各社から同じ音源で出たものも含む)アニメや特撮関連のシングル曲がまとめてある1枚。
のっけからチータのパワー全開ぶりに圧倒されたり(しかも2曲とも伊勢正三作品。TV版とは歌い方が少し違う)、前川曜子・伊集加代子という、日本アニメ界屈指の両ディーバのレアな録音に感動を覚えたり、後にタレント「すどうかづみ」として活躍する須藤リカ&かぐや姫(もちろん「神田川」以前。しかも2曲とも、こうせつおいちゃん作曲)の共演作、さらには、まじめな再評価が待たれるカルト怪獣映画の佳作「ガッパ」の、あろうことか美樹克彦によるカッコよすぎる熱血主題歌まで搭載と(パラキンによるもう1曲は、映画では児童合唱団が歌って涙を誘ったあの歌"ちらはちょっと、ムード歌謡チックな仕上がり)、珍しいところを聴いていくだけでも、情けなくも涙ちょちょ切れ状態。
期待したシングル・
ジャケットのCDサイズ復刻は残念ながら無く、この
ジャケットにあしらわれているものがすべてなんだが、はじめは断片的に思えたこの選曲が意外にも、思い出のツボを押しまくってくれて、ちょっと感傷的になったりもして・・・・・、かなり、よいです。