ＢＣオリジナル連載マンガのアニメ化第３弾（最終巻になるのかな？）
３巻全部観て思ったが、意図的にテーマ分けをしたのかな？
１巻は悲しさ、２巻はほのぼのさ、３巻には重さを感じた。
お金の重さ、命の重さ、家族の重さ、友達の重さなどなど…
原作とは少しかけ離れた印象も否めないが、
（この点については特典映像でがなりさんと外山監督が語られています）
秀作である事に余地はない。
３巻の中でいちばん涙しました。
もっともっと、続けて欲しいです。
がなりさん、外山さん、もっとやって下さいよ！

まずは安い。

これってかなり重要ですよね。

60分とか80分収録で6,000円とか8,000円とか値段が付いているアニメ作品が多い昨今、4枚組み（確かに内3枚は既発のものではあるが）で収録時間4時間を越える内容で約4,000円とは。

しかも、作品自体もすばらしく、原作のエッセンスを上手く抽出していると思います。

パッケージを見て一番不安だった映像的な面も、充分に大人の鑑賞に堪えられる世界を構築しております。

地味な作品ながら、水彩画のような美しい背景や、さりげなく処理されたＣＧなど、美術的にも見所が多いですし、作品の世界に上手く溶け込んでいます。

とにかく、製作の高橋がなり氏や監督の外山氏はじめスタッフの皆さんのこの作品をいいものにしようという気迫が感じられ、安いのにすんごく得した気分。

お子さんが居る方は是非ご一緒に。

優しい涙を保障します。

ビッグコミックオリジナル連載中マンガのアニメ化第４弾。

本巻は「恋・愛」がテーマになっている。

はっきり言って今までで一番中途半端。

既発３巻のように、感動してみる場面はあまりない。

ユーモアもあるが、その場限り。

いくつかの恋愛話が、最後まで独自路線を走ったまま終了。

オチもなく、消化不良。

栗太郎でも、父上でもいいから、１つの恋愛に焦点を絞っていれば、

もっと話が深まったように思う。