OVA本編については、大吾主役の番外編ではありますが、第13話としてナンバリングされています。
TVシリーズ最終回の後日談として、それなりに楽しめます。
そしてOVAとしては、TVシリーズ後半で控えめになってしまったサービスシーンが随所に盛り込まれていますが、
そのほとんどが大吾の妄想内での出来事なので、個人的には萌えは感じられませんでした。
やはりサービスシーンは、ドラマの中で綴られてこそ、魅力を発揮するのだと思えます。
しかし大吾を狂言回しとした構成は、ほとんどの主要キャラを登場させてくれたので、
シリーズのエピローグ回としては、それで良かったのかも知れません。
DISC仕様として重要なのは、音声特典。
TVシリーズの商品では、キャラクターコメンタリーだったのが、
本商品ではキャストコメンタリーになっています。
出演は、中村檜里子さん、青葉りんごさん、清水愛さん、羽多野渉さん。
賑やかで楽しいフリートークが堪能できます。
映像特典では、ノンテロップOP&ED、TVCM&PV、などを収録。
ただ、ノンテロップEDは第10・12話のものが収録されておらず、
TVCMでも未収録のバリエーションもあるので、やや中途半端な感じ。
しかしエンドカード集として、EDのTVサイズの曲に合わせて、
このOVAを含む全13話のエンドカードをスライドショーのように再生するコンテンツは、結構楽しめました。
そして最終回になる、『山比古どうでしょう『河原木志穂・大久保藍子の飛騨高山ぶらり旅』映像』。
今回は通常の倍近い、約19分の尺になっています。
豪華な昼食を賭けて行われる宝探しゲームで、おふたりが走る、走る!
ゲームの決着のどんでん返しも含め、これもとても楽しめる内容でした。
ただ、番組中でおふたりが作成した旅マップを、
見易いように印刷してパッケージに同梱して欲しかったです。
そして同梱CDである、オリジナルサウンドトラックBGM集。薄型トールケースに
収納されています。
15曲・約28分で、市販されているサントラ盤収録曲のバリエーションが多く収録されています。
個人的には、OP&ED曲のアコースティックVer.やピアノVer.がとてもお気に入りです。
やっぱり主題歌のアレンジBGMは大好きなのですが、
個人的嗜好を別にしても、OP曲のピアノVer.は、第10話のクライマックスに流れた重要曲でもあります。
サントラ好きなら、必聴!
さらに楽しいのが、ラジオCD番外編。最終回のゲストは、大橋歩夕さんです。約49分。
既巻同様、2枚組みBDケースに本編DISCと一緒に
収納されています。
これまでと変わらず、良い意味で酷い内容です。
特にシリーズ第5巻からは、ネットラジオが終了してからの収録だったようで、
溜まっていた “何か” を吐き出すかのような暴走振りでした。
しかしだからって、志穂さん、ゲストに対して、「歩夕ちゃんて、マグロなの?」って……。
しかも当の歩夕さんは、その意味を理解していませんし。
あとは、たかはし智秋さんのモノマネが聴き所でしょうか。
あと、お風呂ポスター。25.7cm×90cmの縦長サイズで、かなりえっちぃセルイラスト仕様です。
私は第2巻特装版のタオル同様、この手のグッズはあまり興味はないですが、
逆に好きな方には、良いアイテムではないでしょうか。
これらをまとめたパッケージは、22.7cm×28.5cm×5.2cmの大きな箱で、
やはり第2巻の特装版同様、シリーズの他の巻と並べられなくなっています。
BDケースだけを取り出して並べても、BDケース用のスリーブケースはないので、
やはり不揃いになってしまいます。ここが、とても残念。
総じては、アニメ本編の出来は不満点もいくつかありましたが、様々な特典に満足しています。
なお、本作『星空へ架かる橋』は、2013年3月に
Blu-ray BOXの発売が予定されていますが、
現時点では情報が少なくて、単品版の同梱CDの扱いが不明です。
音声特典や映像特典、『山比古どうでしょう』については収録されるようです。
特に後者は、各巻にぶつ切りで収録されていたものが完全版として、
まとまって観られるようなので、それは大きな魅力なのですが
一方で、特にお気に入りのラジオCDがオミットされるのであれば、非常に残念です。
もしもこれからの購入を検討している方がおられれば、
値段を含めて、きちんと情報を集めた方が良いかと思います。
岐阜県高山市と隣町の一之宮町を舞台にしたアニメ「星空へ架かる橋」
現地でのロケハンがしっかりしているので「これは!」と思える部分がいろいろと(中橋、さるぼぼ、朴葉みそなど)
それ以上に背景にも力が入っていて、川の流れる水や自然の風景などがとても美しくてまるで現地にいるみたいです。
アニメ本編12話+OVA13話に加え、設定資料集の40Pブックレット。
スタッフコメンタリーの制作秘話や、キャラクターコメンタリーでのやりとり、旅番組風の「山比古どうでしょう」など星架かの全てを詰め込んだ豪華特典です!この値段でこの内容は買いですね。