David Gilmourのソロ1作目であるこの作品は本当に素晴らしい。メンツは昔ギルモアが、PINK FLOYD加入前のジョカーズ・ワイルドというバンドの仲間で旧友のリック・ウィリス(B)とウィリー・
ウィルソン(Dr)が参加。シンプルな分ギルモアの歌と演奏(ギター、キーボード)が充分聴けるファンにはたまらない作品だ。「炎」の「Shine On You Crazy Diamond 」が好きであれば、このソロ1作目に流れる寂寞感あふれるギターサウンドに心うたれるであろう。ハードなサウンドと叙情性が上手く融合している。
リック・ウィリス(B)は、後にフォーリナーに参加し、ウィリー・
ウィルソン(Dr)は、フ
ロイドのツアーや最新のギルモアのソロ「ON AN ISLAND」に参加している。発売当時から、私はこの作品が非常に好きであったが、今聴いてみると今の時代・雰囲気にもズバリ合っており、むしろ、魅力を増している。ギルモアのアーティストとしての先進性に今更ながら驚く。発売当時もジェフ・べックの来日公演時のサウンドチェックに使用されていたり、ギタリストやギター好き音楽ファンには、このアルバムのギター・サウンドが大いに注目されていた。地味だがヒプノシスのデザインによる
ジャケット・ワークも最高。
ギルモアファンならずとも誰にでも見せたくなるお宝映像です。まさにロック界の巨匠、ピンクフ
ロイドのスケールとパワーと深さと重さと繊細さと高度なサウンドテクニック(形容しがたい)のイメージから見ると一見地味目ではあるが、ギルモアの野太い器の大きさを感じさせる音楽性とギターテクニックは普遍である。また一人のアーチストとして常に進化し続けるギルモアの精神性やヒューマンな一面も覗けて、新たな発見というか出会いが出来ていいね・・・!
しかし、ギルモアも58歳、見るたびに大きく膨れ上がるお腹をみて、もう少し健康面に留意をして頂きたいと祈るばかりである。とにかく1度は生で見たいな!
遂に隠しトラック(1つがエコーズ後半のアコースティック版)を含む全内容を鑑賞した。長時間を飽きさせない中身の濃さに感嘆。本作は昨年のギルモアの「オン・アン・アイランド」ツァーの記録。老いから目をそらさず枯れた味わいの新境地を開拓した同名アルバムを愛聴した人はその全曲を見事に再現する本作をより深く楽しめよう。
本編ディスクの演奏は、
ロンドン公演のうち、D.ボウイが参加した初日のものが中心か?他の日の演奏は特典ディスクに一部収められている。ライヴの特色として、1.リック・ライトが参加し、フ
ロイド前面の要2人が揃い実質的なフ
ロイド復活を楽しんでいる。最大の目玉はやはりエコーズ。ライヴ・アット・ポンペイでは二分されていたから、通しの演奏には感激。この曲の冒頭はライトのキーボードに限る。2.豪華なゲスト。車椅子でコルネットを吹くロバート・ワイアットが特に印象的。3.特典ディスクに多く含まれるフ
ロイドやシド・バレットの懐かしい曲との再会。「雲の影」等からの小曲は嬉しい驚き。また、シドに対するギルモアの想いもよく伝わる。4.円形
スクリーンはないが、光とスモークによる視覚的効果の質の高さ。5.ギルモアの声の高音は苦しいが(それ故アレンジを多少変えた曲もある)、それを補って余りある、一音入魂としか形容できない演奏の充実ぶり。ギルモアはサックスも吹く。6.足元のペダルまで捉えるカメラワーク等、映像作品としても特上。
ドキュメンタリーでは、欧州公演の記録がロード・ムービー的で、土地により曲やアレンジを変える様が面白い。全ドキュメンタリーからギルモア組の絆の強さ、ポリーの存在の大きさ、そして全員を包み込むギルモアの精神的余裕を感じる。フォト・
ギャラリーも単純な静止画の集合ではない。本作は間違いなくロック音楽DVDの水準を高める歴史的作品である。
David Gilmour久々のソロ作、Pink Floydに比べてプログレ色は薄め、比較的シンプルな音作り、落ち着いた表情が印象的です。かつてのFloyd作品のような壮大なスケールからみれば若干こぢんまりとした感じですが、個々の曲も魅力的なものも多く、売り物の一つであるGilmourのギターも随所に聞くことが出来ます。
本作を特徴付けているのは奥様のPolly Samsonさんの存在でしょう。曲の半分ほどに共作のクレジットがありますし、“The Blue”でpiano、”Smile”では控えめながら美しい声も聴かせてくれます。彼女はジャーナリスト出身の小説家として数年前”Out of the pictures”でデビュー、評価が高まっている人ですが、かつてFloydの”The Division Bell”で何曲かで詞を提供していますので、記憶にある方もいらっしゃるでしょう。また、曲ごとにRichard Rightはじめ Eno, Robert Wyatt, Graham NashなどGilmourの多数の友人達も参加、持ち味を発揮しています。
奥様や長年の友人たちに囲まれ、充実した面持ちで作り上げたホームメイドな印象の作品であり、羨ましさを感じながら穏やかな気分で聴くことができる好盤と思います。
リージョンが違うから家庭のテレビでは見られない・・・一度パソコンに取り込んでからコピーしたものを見たけれど、もちろん画像は悪かった・・今後MUSIC DVDはブルーレイを買わなきゃダメだね!!自分自身の失敗でした!!