山田風太郎の傑作を120%生かしたすごい作品です。忍者マンガはたくさんあるけれども、これほどスタイリッシュなものは初めてです。エロスと純愛、冷酷と愛情、醜さと美しさをという相反するものが渾然一体となった傑作です。とにかくかっこいい!おすすめです。
今まで化外・空蝉を除く8つの忍法帖を聞いていますが、今回の甲賀忍法帖はアニメソングだけあって、
アニメの風味を帯びてはいるものの、妖花忍法帖を昇華させたような出来。
歌詞では最後の
「定められた二人は葵闇が裂いても・・」
など、随所に内容を匂わす。殲!というコーラスとかね。
ただ少々瞬火の歌詞にしては解りやすく書かれているなという印象。
歌詞を読まなくてもちゃんと日本語に聞こえる(爆)
初めて聞く人には優しい、陰陽座入門の曲。
因に、やはり忍法帖です。ヴォーカルは黒
猫オンリー。
個人的には妖花忍法帖もバジリスクに合うと思う。
蛍火や陽炎を思わせる曲なので、この曲で初めて陰陽座を知る人はシングルにもなっている妖花忍法帖をお勧めします。
黒
猫が全曲のメインヴォーカルを務めるアルバム鳳翼麟瞳(ほうよくりんどう)にも入ってます。個人的に妖花は一番好き。
カッ
プリングの卍も悪くない。
初めは良い印象を抱かないが、聞けば聞くほど味の出るタイプの曲。
瞬火がちょっとはじけ過ぎな気もしますが、収録時、普段以上に熱が入っていたというのが分かる(笑)
ラストのサビが良いですね。
瞬火と黒
猫のツインボーカルが生きてます。
サビ前のギターソロでは招鬼と狩姦のツインリードも時代劇を思わせ、この卍という曲は陰と陽がうまくアピール出来ている曲だと感じました。
ほんとにこのシングルは初・陰陽座の方にはぴったり。