世界遺産の代表格であるコパン遺跡において、中心地であるアクロポリスではなく、これまで注目されなかった10J-45区域から、王墓が発見された経緯や出土状況が詳細に記されている。王墓が発見されるなどまったく予想されなかったため、興奮した当時の状況が伝わってくる。中村氏が、出土した墓を王墓だと断定する理由も明確であり、信頼性が高い。また、彼が最初に現地
調査したエル・プエンテ遺跡をはじめとするコパン周縁地域から、古典期後期にコパン王朝が衰退・崩壊していく様相を推測している点も興味深い。いずれも、最前線でマヤ遺跡を発掘
調査している研究者ならではの内容である。なお、発掘や大発見もさることながら、彼がこれまで現地で苦労した話にも考えさせられるものがある。
ご案内させていただきます。キャリアの非常に長いアーチスト。そしてごみみたいな日本の音楽産業からはうまいぐあいに距離をとりながら成長している希有なトータルなアーチスト。
でこのアルバムは
ニューヨークのトップたちともレコーディングしておりそのメンツは=オマーハキム、スティーブ フェローン、ウィルリー、今はなきドングロルニック、ランディー、マイケルブレッカー、ミノシネル。はたまた今はなき大村憲司が聴けるのも貴重。
アレンジャーはこの当時相当に勢いがあった清水信之+坂本龍一。
これだけ予算かけて豪華な音楽家をバックにつけられるのはやはりこのシンガーだからだと思う。
で楽曲だが=これは大貫ワールドともいうべき、ヨーロピアンスタイルのものが中心。デジタルシンセサイザーに飲まれて平凡な作品になっていない部分がすばらしい。わざわざ
イタリア語に変更して歌っているものや、アフリカの大地に対するオマージュ=アウトオブアフリカ=など他のシンガーでは出せない味が出ている部分がすごい。
日本のジョニーミッチェルとでも言えそうなこのシンガー。マイペースで好きな音楽をリリースできているのはうらやましいかぎり。商魂でのうみそくさっているシンガーにはできない芸当。歌詞の世界がやはり素敵だ。ストイックなうえに美学をもっている歌詞世界がこの人の専売特許。20年前の録音ではあるがそれを感じさせないだけの歌の説得力と存在感はやはり圧巻。(9点)
10年前の書籍を古書で購入したのだが 妙に新鮮である。その後の10年で色々と新しい発見があり 常識が根こそぎ引っ繰り返ったのだが この本ではその中で唯一予言が当った本である。
シベリアから指の骨だけが出てきてDNAで新しいアナザー人類というのは予測不能だが、「ホビット」というかホモ・フロレシエンシスについてはスンダ列島に別系統の人類がいるという事を示していた。
まさか 10年前ではダボラにしか思えなかったが現に出てきたのが ああいう何とも解釈に困る人類であり しかもたかだか14000年前まで生きてたって 流石にそこまでは無理であったが炯眼恐るべし、である。
ちなみにルーシーの価値が相対的に落ちてる感が出てきてしまうなんて10年前には想像も出来なかったな。