わたしがいちばん「発売日が待ち遠しい」と思うアーティストが露崎春女です。相変わ
らずの歌のうまさと声のよさに惚れ惚れします。
全体として、R&B色がかなり強いという印象です。クリスマスソングというわけでは
ありませんが、ちょうどこの時期(12月)にぴったりの雰囲気を醸し出しています。
5「HERE AND NOW」はゴスペラーズのメンバーとのデュエットで、美しい
バラードです。
しかし、自分としては美しい彼女の声だけを聞いていたいので、正直男性パートは邪魔に
感じてしまいます。
10「涙の花」もLOVEという女性シンガーソングライターとのデュエットで、これも美
しい
バラードです。LOVEの歌唱力も申し分ありません。
11はクリスマスソング「WISH]の再録で、アコースティックに仕上がっています。伴
奏は素朴なギターだけで、伸びやかな歌声を堪能できます。オリジナルに比べて声量は抑
え気味で優しい印象です。
7「HARUKAZE」はLyrico時代の「Tender rain」「キセキノハナ」に通じる繊細な名曲で、
懐かしさを感じました。
間違いなくレベルの高い作品ですが、個人的にはもう少しポップ路線に戻ってほしいと
いう気持ちがあります。