「時間でおよそ三〇〇年、空間でおよそ四〇〇〇キロにおよぶかつお節を取り巻く世界(p.1)」をたどる。その旅の末に、著者はかつお節ネットワークに「『バナナ』『エビ』が問いかけた過剰な負荷をかけるグローバル化とは異なるもう一つのグローバル化のヒント(pp.211-212)」を見出そうとする。
かつお節に関わる人びとへのインタビューや文献資料によって浮き彫りになる、かつお節の世界は驚くほど豊饒である。戦前の日本の南洋諸島への進出、沖縄県民の出稼ぎや移住、第二次世界大戦末期の戦争体験や収容所体験、引き揚げ体験などが特に印象深い。
あえて言えば「歴史」の部分が大きく、私としては『バナナと日本人』のように現代の経済構造に迫る部分がもう少しほしかったかな。
以前通常のかつを削りでしたが、家
猫が心臓の持病が有り減塩タイプが有るのを知り変更しました、初めは少し味に戸惑っていましたが今ではよく食べてくれます。発送も商品が屑にならないように大きめの箱に梱包して下さりとて有りがたいです。