ジャンピエール・ジュネとギヨーム・ローランの脚本で、2001年の
フランスでの大ヒット作です。最初の1ページと、仏単語の注釈
は独語で書かれてるが、それ以外は仏語ですので、独語できない人
でも問題ありません。
アメリーの父親は何時も彼女は心臓の病気と思って、孤独の子供時代
を過ごします。母親はノートルダムの中庭で女性の自殺者の落下死で
巻き添えで亡くなります。父親は庭の小人の人形に親の愛情を伝えます。
10数年後、アメリーは22歳で、モンマルトルのカフェのウエイトレスになり
ます。昔のドミニク・ブルトドの家で彼の子供の時の宝物を見つけ、彼に
渡します。彼女はこの時の感動に喜び、以後、周りの人に善行を施す決心
をします。彼女は周りの同僚、客を観察し、思いっきり妄想に身を任せます。
周りの人々、愛する人に棄てられ、恋愛にうんざりし酒と
犬で代償愛を
求める管理人マドレーヌ・ワラスや、食料品店主コリニョンにより虐待
される店員リュシアンや、庭の小人の仲介で世界中の郵便葉書を送る事で、
旅行の趣味を教えてもらう彼女の父親や、カフェの同僚の鬱病のジョルジェット
等に、未知の人として存在、仲介し、彼等の人生を変えます。また、常に
ルノワールのコピー画を描いてる片輪の隣の老人レイモン・デュフェルと親密
となり、彼女の相談役やガイドとなります。この幸福の追求はアメリーを、
ニノ・カンカンポワ、魅惑的な異邦人王子に邂逅させます。彼は電車と
セックスショップの間を往復して、多くの自動写真撮影機の周りに棄てられた
写真を集め、見知らぬ男の正体を探します。そしてアメリーはニノに惑わされ、
かくれんぼ遊びをして、最後は愛し会います。