凄く気に入りました~元々真梨子さんのファンですけど、とても良い作品です。
両A面としつつもアルフィーとしては『桜の実が〜』をメインにしたかったのだろうが、筆者は断然『風の詩』をおススメする。 コード進行はシンプル、メロディラインもシンプルだが、映画『ウォーロード』の世界観が詩にも曲にも表れている。中国大陸の雄大さ・乾燥感・人々の気持ちの高まりと悲しみ、のようなものが伝わってくる。自分自身は映画を観ていないが、それでもどんな映画なのか想像できる。 こういう曲は、アルフィー以外にはつくれないであろう。逆に『桜の実が〜』は、“ありがち”でおなかいっぱいという感じ。
最初の2曲は他のレビュアーに任すとして、こちらのライヴ・音源は坂崎さんがリード・ヴォーカル曲なのでそれぞれの歌声を聴く事が出来るが、アレンジがスタジオ盤に忠実なので、ライヴ音源を重視するなら、アレンジの違う「終わりなきメッセージ」収録の(A)をお薦めする。それにしても3種類のシングルを立て続けにリリースするとはファン泣かせだ。3000円も出せばアルバムが買えてしまう。アルバムなら10数曲聴く事が出来るが、この購入の仕方では5曲しか聴く事が出来ない。当方は前作「Lifetime Love」や「Dear My Life」を1枚しか購入しなかったのは正解だった。理由はわかると思うが、「Single History」を購入したからだ。こちらの曲が収録される「Single History」が出るのは随分先だろうがやはり考えてしまう。昔のように1種類にして欲しいものだ。
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