いつもの
新宿駅、会社帰りのサラリーマン、女子高生たちの笑い声。そしていつもどおりオレンジ色の中央線がホームに到着する。「いっせーのせ」という掛け声と一緒に50人以上の女子高生が一斉自殺する。そんなショッキングな場面からこの映画は始まります。その後もウイルスが感染するようにどんどんと人が自殺していく。しかも、みんなそれを何かのイベントのように楽しそうに死んでいく。全く悲壮感はない。初めは正直言ってグロテスクな場面ばかりで画面を直視できなかった。しかし警察も動き出して、背後に隠されたその感染源を突き詰めていく過程はとても面白い。感染源として、いろいろな可能性を提示するのだが、どれもはっきりとしない。しかし見た人はきっと分かると思う。これは初めは意図的に操作されたものだとしても、若い人々の免疫を持たない弱い心がその感染、被害を膨大なものにしたのだと。この映画はただのホラーやエンターテインメントを超えて、私たちに自分の心に潜んでいる自殺願望が何かのきっかけで簡単に実現してしまう恐ろしさを伝えようとしているのではないか。
Amazon初レビュー(の'v`の)♪ もし自分がこの話の中に居たらって思って観たためすごくすごく見入り、途中何度か胸が痛くなりました。。 ごく普段の生活にいきなり飛び込んできた異次元の人物、しかし住む世界の違いという意識、遠距離、一生に一度かもしれない出会い‥‥ あぁぁ淡すぎる‥(>_<) 香織は無人島に行っても、仲間と別々に別れて都会から来た二人を餓死させまいと“命の架け橋”人に。 私は、他の親友とはどこか違う責任感を感じさせ、思いやる気持ち・生きる力・知恵を持っている彼女のそんな姿に魅力を感じ、人が本当に生きてく上で必要な力って都会にしか住んだこと無い人で兼ね揃えてる人はほんの一部で、自然と共に過ごす中で学び得る生きる力は計り知れないんだと痛感した。 だって都会でサバイバーしようなんて気にならないし‥‥ 香織の強い芯と気力には学ぶものが沢山あった。 最後の場面でこの物語が“一つの忘れられない思い出”だった事を知った瞬間、淡い思い出を一瞬でフラッシュバックした気持ちを味わえたと共に、今の生きる道を進んでいく姿に心打たれた。