星守る犬
あるとき家に帰るとこの本がありました。
犬好きな私はすぐに読みました。
読み終わってトイレに行ったとき,涙が止まりませんでした。
私の家では2頭,犬を飼いました。どちらの犬も最期まで一緒に居る事ができました。ほとんどの動物は人よりも早く年をとっていき,私たちよりも先に亡くなってしまいます。凄く辛い思いを2回しましたが,どちらの時も後悔が残りました。
もっといっぱい遊んであげれば,もっといっぱい散歩に行ってあげれば,もっといっぱい話しかけてあげれば・・・
私にはそんな思いが残りましたが,ここに描かれている犬とお父さんは本当にお互いを思い合い,見詰め合って,助け合っているんだな。お互いがお互いを必要として,一緒に居る事が自然で,二人で居る事が幸せだったんだな。と思いました。
ストーリーは読んだ方々にそれぞれの思いや感想があると思います。でも,私は辛いけども犬と一緒にいる幸せがたくさん詰まったお話だと感じました。
カバー絵のひまわりいっぱいの風景も非常に素敵です。こんな中で一緒に居られる二人はきっと幸せでしょうね。
これから犬をお飼いになられるご予定の方には,是非,ご一読いただきたい本です。きちんと最期まで付き合ってやってください。犬は”あなた”とずっと一緒に居たいはずですから。
また,今,犬をお飼いになられている方,もう一度,ご自宅のわんこを見てみてください。きっとわんこは”あなた”を待っているはずです。名前を呼んで,撫でてやってください。最高の喜びを体全体で表してくれるはずですから・・・
続・星守る犬
前作の「星守る犬」。
泣ける話だったが、結局、「お父さん」は本当に「しあわせ」だったのだろうか?
どこかに、なにか「救いようのなさ」がこびりついて、なにか嫌な読後感が微かに残っていた。
これはそんな「星守る犬」の続編。
ここで描かれた複数の断編が集約するエピローグ。
そこには結局、前述の疑問に対する明確な答えは無い。
けれども、人が生きて何かをしたことに意味があるのだとすれば。
それは、実は本人さえうかがい知れない思わぬところで、何かに影響を与え、そして実を結ぶのかもしれない。
そんな、ささやかな、でも確かな「救い」に満ちた見事な続編だった。
Go-AHEAD
以前NHKで放送していたアニメ「はりもぐハーリー」のOP「GO-AHEAD」とEDの「ダリア」が収録されているシングルです。
シングルの方は入手困難になっていますが、「DOUBLE FACED」というアルバムに2曲とも収録されており、中古で手に入れやすいので聞きたい方はそちらを購入することをおすすめします。